出来る子の取組み方![和歌山市の個別指導イースクール]
中学1年生では、そろそろ勉強のできる子とできない子が分かれ出す頃です。
そこで、私(塾長)は、今回の中1生の定期テスト対策講習で、彼らに以下のようなことを話ししました。
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例えですが、成績が普通の子は、塾の宿題を30分で2枚仕上げます。
でも、成績が良くない子は30分で1枚。
逆に、成績が良い子は30分で3枚仕上げ、それでも時間を余します。
出来ない子とできる子では、同じ時間の勉強で2枚の差に、さらにできる子は、余った時間でスマホでゲーム。
これだけ毎回の宿題で差(学習量)が出れば、テストの点数に開きが出ても当然です。
じゃ、なぜこんなに宿題の出来る量に出るのでしょうか?
できる子は元から賢いから。
いや違います。
だって、1学期の中間テストではそれほど差はなかったはずだから。
では、どうしてかというと、日ごろの勉強の仕方にあります。
私がここでいう勉強の仕方とは、問題の解き方とか暗記の仕方とか、実際のやり方とはちょっと違います。
勉強の取り組み方と言った方が、分かりやすいでしょうか。
学力とか勉強量とかいう以前のもっと根本、日ごろの勉強における意識の仕方です。
成績の良い子は塾での授業中は、自宅で宿題をすぐに済ますことができるように、なぜそのような解き方になるのか、どう活用するのかを意識して勉強しています。
成績の良い子は新出英単語の暗記でも、また出てきてもその意味が理解できるように(時間を取られたくないから)、その時はちょっと時間をかけてでもしっかり暗記するようにします。
逆に成績の悪い子は塾での学習でも、数学の問題ならとりあえずその時に正解が出せればOK。
また宿題の英単語の暗記でも、しようとはするけれども中途半端、だから読みも意味もなんとなく、スペルを正確には覚えていません。
こうした初見の学習での、目に見えないちょっとした心がけの差(質)が、宿題の出来る量の違いとなって、成績を大きく左右していきます。
その結果、勉強内容も量も増してくるこの2学期の期末ぐらいから、ぐっと定期テストの点数の差となって現れてきます。
そして学年末の定期テストでは、できる子とできない子の差がもっと顕著になります。
勉強が好きなんて子はいない。誰だってやるのは面倒くさい!。
ただ勉強ができる子は、面倒だから今しないのではなく、先にその面倒を済まそうとします。
だって、、今面倒を後回しすると、もっと面倒になることがよくわかっているから。
だから、塾での勉強はただなんとなくするではなく、宿題を早く済ますことを目的(家での面倒を回避するため)に、授業中しっかり分かってできるようになっておこう。
そして、自宅でも宿題を通して、暗記モノは次に出てきてもできるように(後の面倒を回避するため)、その時にしっかり覚えてしまおう。
これには努力なんて関係ない、ただ今言ったことを意識するかどうかだけ、それこそ心がけ次第。
宿題なんて早く済ませて、遊ぶ時間を増やそう!