勉強の取組みについて、勉強ができる子とできない子で比較してみましょう。
勉強できる子の勉強のやり方
・できればしたくはない(同じ)
・でも、いずれはやらないといけないと思っている。
・だから言われたから、もしくは、やると返事したからには、勘弁してする。
・それに適当では逃れられないと知っている。もしくは無意識に、適当はよいないと思っている。
勉強できない子の勉強のやり方
・できればしたくない。(同じ)
・やらずに済むなら、それが一番だと思っている。
・だからとりあえず返事してでも、その場をしのげればそれでよし。
・返事でダメなら、適当にやって、やりすごせれば、それでもよし。
お気づきですか?。実はこれ‼、勉強できるとできない子を比較と言いましたが、勉強に限ったことでは全然ありません。お母さんっ、おウチでの子供に対する躾け(しつけ)でも全く同じことが言えるのです。
親が子どもに指示したこと、子供は完璧とはいいませんが、そこそこちゃんとしていますか?
・返事はするけれど、後回しになっていませんか?
・すぐではなくとも、ちゃんと勘弁してやっていますか?
・テキトーになっていませんか?
そうです。勉強のできる子とできない子の違いは、日常の躾けの差でもあるのです。ですので、
親が頼んだこと・指示したこと・お手伝いは、必ずさせてください。それもテキトーではなく、でも完璧でなくともそこそこは。日々の親子のやりとりが、子供の責任感を育て、それが勉強できる子に育てるのです。
それが出来ている子は、仮に学校の成績が落ち出しても、塾に通うとすぐに成績がぐっと上がってきます。それが出来ていない子は、塾に通っても、その躾け・習慣の指導からしないといけないので、なかなか思うように成績は伸びません。
では、お母さんがおウチでの躾けで、子供にやってはいけないことを言いますね。親が頼んだこと・指示したこと・お手伝いを、もし子供がしていなかったら、お母さんが自分でした方が早いからと、いつも代わりに仕方なくやってしまっていませんか?。ギクッ‼これが当たり前になってしまわないように注意してください。今からでも改善してみましょう。
で話しを戻し、実際に塾で問題を子供たちに解かせていると、勉強ができない子とできない子では、その取組み方に違いが出てきます。
勉強ができない子はその問題を理解できたかどうかではなく、ただ〇印をもらえればそれでよしという考えです。その場しのぎが常習化、この考えが断ち切るのが一苦労。逆に、勉強のできる子は、テキトーじゃ済ませられない、どうせ(定期テスト・受験でも)やらないといけないのは思っていますから、そのつもりで勉強に取り組めています。問題を解く上で時間的な差がほとんどありませんが、その心構えの差が、成績に非常に大きな差を与えるのです。
結局、勉強のできる子は、だいたい将来仕事もできる子になります。それは知識があるからではなく、やるべきことをしっかりやるということを、勉強を通じて学んでいるからです。少なくとも私はそうあって欲しいと思い、日頃から指導しています。
そう!子供のために習い事・御稽古事・通塾をさせてやることも結構ですが、実はそれ以上に何気ない日々の躾け、お母さんのひと言が我が子の明日を大きく左右するのです。だって、なんだかんだで、子供はお母さんが大好きだから。
2019年11月13日 15:50