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⑤賢(かしこ)くならずにはいられない 【マル秘 勉強法】

鎌田野際

脳についてのお話しです。脳は、覚えるよりも忘れる方が得意だと知らずと分っていますよね。そして、いかに天才と言えども一生で、脳の記憶容量のほんの一部しか使用しません。だから、天才も我々のような凡人も脳の稼働領域には大差はなく、頭の良し悪しは、単に脳に記憶させることが他人よりも少しばかり上手かどうかという差にすぎません。
脳の特性を知り、うまく活用するだけで、記憶力が飛躍的に伸びると言えます。記憶するコツをいくつか紹介していきますね。
『私は僕は、暗記が苦手だ』と悩むこと自体、脳科学的には記憶することの妨げとなるそうです。先ほど述べたとおり、誰も彼もみんな脳の大きさは同じなのですから、苦手だと思う暗示が脳活動を抑制しまうのです。『私はできない!』と思ってはいけません。
効果的な暗記術とは、脳へにストレスをできるだけ無くし、時間的にも物理的にも無理なく、脳に覚えさせることがベスト。どういうことかというと、悪い例を挙げると一目瞭然。長期保存記憶として『一夜漬け』が最悪ですね。脳に記憶として残らず、非効率の極みであることは、みなさんご存じのはず。忘れてもいい記憶ならいっこうに構いません。受験に必要な科目、一夜漬けしていませんか?。ああ、なんてもったない、もったいない!。
暗記は繰り返すことで脳への刺激となり、その記憶は増強されます。実は忘れてしまうという脳の機能は、その記憶の消去ではなく、潜在的な無意識の領域〔潜在記憶〕での保存だそうです。その記憶をアウトプットする方法は『復習』です。そして重要なことは、必ず1か月以内に復習すること潜在記憶での保存期間が一か月で、それを過ぎると記憶に残りません。忘れてしまうのです。そこで実例をあげると、定期テストの間隔を考えてみてください。1か月以上ありますのね。理科と社会をテスト前に勉強しようとしても、何もしないと全く覚えていませんよね。ですから、1から覚え直しをしないためにも復習を一か月以内にすることです。
暗記は繰り返すことで、その記憶は増強されると言いました。その観点からひとつ。受験勉強で、参考書をいくつも購入し手を出す人がいます。やる気はすばらしいことですが、それも脳科学的には非効率です。どれがよいのか分からないくらい色々と参考書が売られていますが、多少の良し悪しはあれ、内容には大差ありません。ですので、どれか一冊でけっこう、同じ参考書で何度も暗記作業を繰り返し、どのページにどの内容があるか思い出せるくらい学習した方が、脳科学的にも記憶力として絶大な効果を発揮します
また続き、ご期待ください!

2016年08月03日 11:36

④賢(かしこ)くならずにはいられない 【マル秘 勉強法】

ちょっとドライな言い方ですが、日々勉強する目的は、成績を上げること、テストの問題が解けるようになることです。そのためにまずすることと言えば、ノートや教科書をまずしっかり読むことと言われたことがあると思います。でもそれで成績が上がれば、誰も苦労はしません。
実は『教科書・ノートをまず読む』では正確には、必要な知識は身につかないのです。必要な知識とは、問題の答えを導き出すための知識のことですね。ならば、最初から問題を解きながら、答えを導き出すための知識を身につけていくことが、最も効果的な方法なのは自明の理。
成績を上げるための最も効果的な方法は、ズバリ!何よりもまず問題を解くこと。具体的な手法について分かりやすく、少し詳しくお話ししますね。。
いきなり問題集をやりこみなさいというのではありません。新しい知識に触れる前に、最終到達地点である問題自体にまず目を通し触れることで、教科書・ノートから知識を整理し、吸収すべきポイントが明確になり、断然身につきやすくなるのです。
もちろん最初から問題が解けるわけではありませんから、解説解答をすぐに見てもけっこう。なんなら初めから解説解答を見ながらでも構いません。必要に応じ、教科書・ノートを手に取ることで、答えを導き出すための知識や解き方がきっと明確に見えてくるはずですここで初めて教科書・ノートが登場するわけです。
答えが全く見えない勉強法は全く非効率であり、最終問題を解けない勉強は勉強しないも同然。教科書・ノートを見る目的は、知識・解き方の習得です。まず問題を見ながら解きながら、教科書・ノートに取り組むことは、知識暗記にはすごく有効となります。知識暗記のポイントが見えてくれば、繰り返し声に出して、書きながら覚えるようにしましょう。教科書・ノートを眺めているだけは、絶対禁物。暗記が目的ですから、丁寧に書く必要は全く無し。問題を先に見ておくことは、理解のない丸暗記を避けるためです。問題を解くこと、すなわち自分で考える前提となるポイントを暗記することを意識しましょう。
まずは解説解答を見ながら問題を解いてみると言いました。でも、もちろんそれで終わらないように。必ず何も見ないで、最後は自分で解けるようにまるまで、2度3度と繰り返すことが重要です。自分で解けない勉強は、しないも同然と言いましたよね。間違った問題には印をつけておくのもよいでしょう。テスト前にはそれを優先的に取り組むことで、誰よりも時間を有効に使うことができます。 
勉強が得意な子は、まず問題に触れなくても、習得すべき知識ポイントがなんとなく分かるわけです。得ですよね。でも心配いりません。『知識暗記前に問題を見ること』こそが、勉強の道しるべ。これを今日から君も実践するだけで、誰でもその勘は養われていきます。言わば、ネタバレ状態でマジックを見るようなものですから、『はっはあん、なるほど!』となるわけです。

2016年07月31日 10:06

③賢(かしこ)くならずにはいられない 【マル秘 勉強法】

よくテストで、ケアレスミスをして損をしている子がいます。1科目でミス3か所、2点配点で6点分の減点。それが5科目で30点です。合計すると大きな減点ですね。
『プラスとマイナスを間違えた、ちょっとしたミス!』・『単語のbとdを間違えた、うっかりミス!』。そして最後に決まって『ほんとは、わかっていたのに!』。
ここに大きな勘違いがあります。つまり、ほんとは分かっているから、間違いじゃないよと言いたいわけですね。
そんな子に言ってあげたい。『大馬鹿もの!』
その考え方を改めるだけで、ケアレスミスはなくなるんぢゃ。
ケアレスミスは、れっきとした間違いなんだと気づいてください。
たったそれだだけで、けっこう。
例えば、『+1000を-1000と間違えた』。たったこれだけ・・・ではありません。これは、1000円得とするか損をするかに相当します。重大な間違いですよね。
ケアレスミスの多い子は、また塾の宿題をよく忘れたりしていませんか。ちょっと持ってくるのをわすれただけ・・大したことはない。大間違いです。部活でテストをしていて、練習にラケットを忘れていきますか。何しにきたのとなりますよね、当然。
ケアレスミスとは不注意ではなく重大な『間違い』であって、それに気づいてくださいね。
それだけで、教科の得意不得意関係なく5科目で成績が30点も上がっちゃう。
さらにさらに、実はこの先があって・・・
この気づきで、日頃の勉強スタイル仕方も自然と変わってくるので、もっと点数が見込めます。なんと1教科でプラス10点、5教科で50点アップです。
志望校のランクアップも可能にする方法が、こんなに近くにあったんだよ!。
これを聞いて、さあ君は、実践する人?しない人?どっちは選びますか

2016年07月26日 10:03

賢(かしこ)くならずにはいられない 【マル秘 勉強法】 ②

当たり前ですが、勉強しなければ、成績は伸びません。でも現実は非情、学校の授業をまじめに受けているのに、塾にも通っているのに、成績は伸びないと悩んでいませんか。理屈で言えば、成績が伸びないのだから、勉強をしていないということになりますよね。実は真にそのとおりで、そういった子は、ただ学校の授業を受けているだけ、ただ塾に通っているだけ、それでは成績は伸びません。見た目はまじめ、中身はテキトーなのです。
じゃあ、テキトーではない勉強とは、どういったものか?。勉強する理由は、成績を伸ばしたいからです。なんだかんだ言っても、これに尽きます。このことを常に意識して、勉強していますか?。
『成績を伸ばすんだ!』だけでは抽象的すぎるので、もっと具体的に思い描いてみよう。例えば・・あの先輩が通う〇△高校に行きたい。次の数学のテストも90点取って、スマホを買ってもらうんだ(個人的はスマホ反対派です)。もう少し頑張れば、通知表で英語5がもらえるはずだ。あいつにだけは負けたくない。これら全て、成績を伸ばしたいという思いの表われです。
同じクラス、同じ塾、勉強時間も同じくらい、なのに自分でより出来のいい奴っていますよね。実は成績のいい奴らは無意識にも『成績を伸ばすんだ!』という気持ちを常に抱いて、勉強に取り組んでいます。たったそれだけの違いなんですよ。特別な努力など何もしていません。だってそうでしょ。見た目はみんなと同じ勉強量なんですから。
お父さん・お母さんが、なんで子供に「勉強しろ」・「勉強しなさい」というか知っていますよね。答えは、勉強しないと将来、困るから。はい、間違い。そんな答えで、君(子供)は勉強しますか。NO(ノー)>・・だって、塾にも通い、となりの出来る子を同じだけ既に勉強しているという思いがあるでしょ。これじゃあ、ダメ。親が勉強しろという理由は、君たちから成績を伸ばすんだという意気込みを全く感じないから。
『成績を伸ばすんだ!』という意気込みのない勉強は、いわばテスト一日前の一夜漬け勉強法をいつもしているのと変わらない。同じだけ勉強をするなら、どうすればすればいいか、もうお分かりですよね。ただひとつの意識改革だけで、成績は伸び出します。私の塾での一番の仕事、これを我が塾生たちに植えつけることなのです。


 

2016年07月23日 10:14

賢(かしこ)くならずはいられない【マル秘 勉強法】①

巧人蓮恩

勉強を終わるタイミングなんて、気にしたことがありますか?
・ちょうどキリがいい
・予定した内容をできた
・見たいテレビの時間だから
・眠たくなった。。。
理由は違っても、終わる時間なんてあまり深く考えたことないですよね。
でもこれからは、ちょっとひと工夫!。オススメなのが、「そろそろやめようかな」と思ってから、『プラス5分の勉強』を心掛けてみてください。
5分ですから、なんてことはありません。数学ならもう一問、英語なら英単語の見直し、理社ならまとめ部分の再確認って具合でけっこう。。ほんのちょっとで構いません。
でも、このほんのちょっとが実はすごく大切なのですよ。
なぜなら、そろそろ終わりだなと5分早く片付け始めるのと、あともう少しだけと5分頑張るので、10分も違ってくるからです。
え!ほんの10分。。。あなどるなかれ!
このほんの10分が、1年365日だと約60時間、まさに約2日と半日分に休むことなく勉強したことになるんですよ。
それにまた、このちょっとした前向きな気持ちが、やる気の相乗効果を生み出し養ってくれるのです。
ここまで聞けば、『わずかプラス5分の勉強法』、実践しない手はないでしょう!。
知ってましたか?。近くにいる勉強のできる友だちは、本人も知らずにこれをやってますよ。

2016年07月18日 10:47

楽(ラク)して、賢(かしこ)くなる方法【後編】

楽(ラク)して、賢(かしこ)くなる方法!?
今回はその後半4つをお話しします。
知識を定着させるためには、学習途中でときおり「理解を試す自己チェックテスト」を取り入れることと効果的です。一問一答問題集を使用してみたり、隠して書いてみたり、暗唱するでもいいし、自分で自分に質問してみよう。自分の勉強したことを説明できるようになれればホンモノです。
復習にもやり方があります。ノートや教科書の下線部をただ眺めて読んでみたところで、知識は定着しません。実はただ書き移すだけでも効果はほとんどありません。なぜなら、思い出そうとする作業が欠けているからです。復習は、ノートを見ず書き起こしたり、まとめ直すことで、効果を発揮します。
もし数学の難問題が解けずに行き詰まったときは、問題から一度離れ休憩することで、案外すんなり解けることがあります。意識的に休憩をとったり別のことをすることで、かえって頭の中が執着から逃れ解放され、活性化します。但し長すぎる中断ではいけません。
同じく勉強をするのでも、意識の仕方で効果が全く違ってきます。自分のための勉強であることを認識し、受け身の勉強でなく、やる気をもって取り組むようにしましょう。同じ勉強時間でも、意識ひとつのその効果は雲泥の差です。
 勉強の極意は漢字をみれば、一目瞭然! 『みずから勉(つと)めてこそ、強くなれる』のです。

2016年07月14日 18:44

楽(ラク)して、賢(かしこ)くなる方法【前編】

楽(ラク)して、賢(かしこ)くなる!? 疑わしい?
じゃぁ、これでは、どうですか。≪学習効果を高める勉強法≫
鉄則が8つありまして、今回は前編としまして4つをお話しします。
机に向かって勉強することだけが、正当な学習法と言えません。気分転換することで学習効果も高まることもあります。但し、順序を間違っていけない。まず勉強ありきで、気分転換を先に持ってきてはいけない。スマホを手元に持って、飲み物の準備が先はいけないよ。
環境をかえて勉強することで、頭脳への刺激となり学習効果が高まる以外に、本番力を鍛える効果もある。場所を変える、時間を変える、仕方を変えるで、環境に左右されず、どんな条件下でもテストで実力を出せるようになる。例えば勉強のできる子は、自分の部屋、自分の机でなく、家族が集うリビングで勉強してたりもする。もちろん集中力もハンパない。
暗記モノは、寝ることで記憶として頭に留まる。だから夜遅くまでとことん頑張るよりも、一度覚えたら普段どおりに寝て、翌朝早く起きて復習するのが効果的。もちろん寝るがよいからと言って、覚える努力を十分せず寝てしまっては意味がない。
どのくらい勉強するかよりも、どのように勉強時間を配分するかのほうが重要。一気に勉強するよりも、時間を区切って2回、3回と勉強時間を分割するほうが効率がよい。分割することで、知識と向かい合い掘り起こし再び記憶することになり、知識の定着をより高めることができます。それでも実際には試験勉強が遅れている時には、やはり詰め込み学習は必要になります。ですから詰め込み学習するのは、後に忘れても支障のでない科目にしよう。
次回はこの続き。。お楽しみに

2016年07月05日 14:59

知っ得【記憶力 向上法】

勉強は闇雲な努力するよりも、効果的な勉強法を知ることで、記憶力も飛躍的に改善させちゃいます。でも、まず何よりも勉強をとことんする、絶対量は不可欠だよ。その上での対処法・・・
①環境に変化をつける。
いつも同じ場所、静寂な環境で勉強法するのは実は非効率。行き詰まったら、少し気分をかえてみる。邪魔にならない音楽でも聴きながらとか、部屋をかえてみるとか、手順をかえてみたり、少し環境に変化をつけるだけで、だらけた脳を蘇らせてくれます。
②勉強時間を分散する。
集中力・暗記力を発揮するためには、一度に勉強するよりも分けてした方が効果的と言えます。集中力を持続するための分散学習です。だから一夜漬けは極力避けましょう。定期テストのような学習範囲の広い長期間学習では、集中と分散、メリハリをつけることが最も効果的です。暗記モノには集中力が大切ですし、その集中力を最大限継続させるためには、学習科目を分散させたり、時に休憩を。そのためにも、早目のテスト勉強計画を立てようね。
③できない所を自己チェックする。
最善の定期テスト対策の勉強法は、学習中に自分で自分をテストすることを心がけてみよう。英単語を暗記する場合、10回見ながら書き写すより〔視写〕も、5回視写して5回見ずに、思い出せない時だけ見ることで意識が暗記に向きます。覚えているかどうかを自分でテストしながらの勉強が、点数アップのカギなんだよ。効果的な暗記には、「覚える時間」と「試す時間」の比率を、2対3もしくは1対2するのが望ましい。
重ねて言うなら、自分の知識を確認する自己テストを、ぜひテスト勉強の中に意識的に随時織り交ぜよう。特に、知らないことを知る事前チェックテストは、学習効率を高めてくれます。この事前チェックテストをするだけで、できないところに意識が向き、事前に学習内容に触れることで、あとの勉強内容をより深く覚える手助けとなります。
そして、最高の自己チェックテストは、他人に説明してみること。説明できることを想定して勉強法することこそ、もっとも効果的な自分のための勉強なのです。
 
      

2016年06月15日 15:29

【生きる力】を育む 脱「ゆとり」・「詰め込み」

文部科学省

 現在の学習指導要領は、子どもたちの現状をふまえ、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成を重視しています。  これからの教育は、「ゆとり」でも、「詰め込み」でもありません。  次代を担う子どもたちが、これからの社会において必要となる「生きる力」を身に付けてほしい。そのような思いで、現在の学習指導要領を定めました。  「生きる力」を育むためには、学校だけではなく、ご家庭や地域など社会全体で子どもたちの教育に取り組むことが大切です。  子どもたちの未来のために。以上、文部科学省が発表しているトピックス「新しい学習指導要領」です。?????
もっともらしいことを書いていますが、正直抽象的すぎて、なんのことやら(*_*;。。そこで私なりに実践チェックリストを考えてみました。
1.学校での出来事について子供と話をしている
2.「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのあいさつをしている
3.早寝早起きを心掛けている
4.子供は毎日朝食を食べている
5.子供が手伝う家事の分担を決めている
6.テレビやゲーム・スマホの時間にルールを決めている
7.家で読書や勉強する時間をとっている
8.子供と一緒に地域の活動に参加したことがある
これを読むみなさんの家庭では、いくつ実践できていますか。かく言う私の家庭にも子供が二人おりますが、満点には程遠い。これから厳しい社会を生き抜くために、たくましい体と心を備えて他人を思いやれる「生きる力」を子供たちにはぐくんでやれたらなと、改めて考えちゃいました。
塾人の私が言うのもなんですが、子供たちにとって勉強することは必須ですが、決して最優先事項だとは思えません。親として学校勉強を教えられなくて、それよりも大切をことを伝えてやれることがきっとあるはずだと思います。

 

2016年06月11日 10:21

価値ある85点はどっち?

中間テストも終わり、テストが返ってきた塾での一コマです。
数学で85点を取った塾生が隣どうし〔T君・K君〕にたまたま座っていました。私は、T君だけ褒めてあげました。なぜだかお分かりでしょうか?
実は、T君の前回のテストが60点代で、K君は90点代だったからです。
同じ85点でも、価値が違うと思いませんか。
T君の学力はふつうで、K君は「勉強のできる子」です。勉強では日頃、T君の方が負けているわけで、本人たちも自覚しています。学力〔勉強の勝ち負け〕は自然と子供たちは意識しているので、あえて私は点数による勝敗を表だっては塾生たちに求めないようにしています。
それよりも私は、彼らに永い人生の勝者を目指して欲しいと思っています。そのためには目標を持って日々の勉強をコツコツと積み上げていくことが大切です。そうして勝ち得たT君の85点は価値がありますし、片や秀才肌のK君の85点とは魅力が違いますよね。
私の指導方針を知っているK君も、私に褒められることを望んでいませんし、褒めたところで私への不信感になった思います。K君は負けたと意識しているし、私は彼に、この負けの経験を次につなげ、「グッドルーザー」になるようアドバイスしました。
勉強に通じて、何事にも誠実に取り組むことを身に付ける。
そこに、勉強に勝ってもいい負けてもいい勝敗を通り越した、人生に負けないコツを学ぶ機会があると思いませんか。

2016年05月23日 16:04


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