⑥賢(かしこ)くならずにはいられない 【マル秘 勉強法】
今回は記憶力を上げる方法として、失敗することの大切さについてお話しします。たまたまテストで成績がよかったりすると、かえって勉強しませんよね。それよりも思っていたより悪い点数を取る方が、脳は刺激を受け、頑張らなければと感じ、次回への励みになりますよね。科学的にも失敗した数だけ、脳は記憶を定着させようとするそうです。
なら「僕は・私は、いつもテストの成績が結果が悪いのに...」というかもしれませんが、誤解しないでください。まずは何より勉強しないといけませんよ。勉強する(チャレンジ)から、失敗もあるのです。その上で失敗しても、くよくよ落胆してはいけません。かわりに失敗してラッキーだったと前向きに考えてくださいね。その時に、脳に刺激を与えると、記憶力が飛躍します。失敗にもめげず継続する力こそが、効果的な学習法です。
それじゃあ、失敗する、つまり間違い続けることばかりじゃ、成績も上がらず、非効率だと思いますよね。でも、実際は失敗することで学習するわけですから、その数も減り、きっと成績も上がってきます。但し、自分の学力にあった失敗をする必要があります。小学生が高校の問題にチャレンジし失敗しても、学力レベルが合わず、全く無意味です。これは極端な例ですが、けっこう皆さんが通う塾でも普通に起こっていたりします。通塾しているのに、成績が上がらないという相談をこの時期よく受けます。それは、その塾で使用しているテキストや指導レベルが、お子様に合っていないからです。効果のない失敗の繰り返しに陥っているのですね。私は、自身の塾生たちにはその子の学力レベルに合った、テキスト・指導法を個別に選択するようにしています。少し上のレベルで、無理なく間違い失敗できるようにするわけです。
失敗することが成績アップの秘訣ですから、最初から必ず正解を目指すストイックな学習法である必要はありません。皆さんが選択すべき勉強法は、時間をかけてじっくりと難問に挑戦するよりも、間違っても(失敗しても)いいからという気持ちで繰り返すことです。思いつめる(後悔)よりも、柔軟に(反省)対応した方が、脳科学的にも記憶力を発揮するそうです。少し勉強の対する不安、なくなったかな?