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効果的に記憶するための実践方法〔まとめ〕
一夜漬けのような一度にまとめて覚える方法は、翌日のテストには効果はあっても、記憶としては後日まで残りませんね。では、受験に役立つ、ずっと頭に残しておくための実践的な記憶方法を具体的にお話しします。
①五感をできるかぎり使いながら、暗記せよ!
目(視覚)はもちろんこと、書き発声することで、耳(聴覚)・皮膚(触覚)を活用できます。触覚とは、書くことで、手もしくは指先が自然と覚えているというような感覚です。鼻(嗅覚)・舌(味覚)に関しては積極的な活用する方法としてピンときませんが、ある匂いや味を感じた時に、ある特定の記憶を思い出すといた感覚です。いずれにせよ、五感の活用が記憶の効果を大きく左右します。
②復習は、少しずつ時間間隔を広げながら数回に分け行え!
一度に暗記する量は、筋力トレーニングと同じで、個人差があります。ただ学習の成果が一番上がる復習の頻度・感覚というのがあって、学習の翌日、その1週間後、それから2週間後、その後1ヶ月後の計4回、約2ヶ月かけて実施するのが最も効果的だそうです。それ以下でもダメだし、また必要以上にやるくらいなら、その時間を他の暗記や勉強に使った方が無駄な労力を費やさなくて済みます。
③睡眠不足は暗記の大敵!
必要に迫られてのオール(徹夜)や夜更かしによる一夜漬けは、その先にある受験のことを考えれば、やはり極力避けた方が賢明です。新しいことを暗記した時は、やはり6時間以上の睡眠を取らないと、記憶としてずっと頭に残らないそうです。ですから、なるべく睡眠時間を削らないように計画的な学習することを心がけてください。脳科学的には、寝ている間
に記憶が脳に焼き付けられるそうです。ですから連続の徹夜なんて、絶対に学力なんて伸びません。夢を見ている間に記憶は整理整頓され、学習効果が促進されます。
④学習計画を当て、自分にできる範囲を無理なくコツコツと続けろ!
復習は学習には欠かせません。でも、復習にも効果的行う方法が上記以外にもあります。それは興味を持って暗記・学習に取り組むことです。だって、好きなことって、すぐにそれも無理なくスッと覚えてちゃいますよね。ですから、同じやるならつまらなくて、嫌々でなく意識的に意欲的に取り組むようにします。それだけでも全然学習効果は違ってきます。また、逆に過度のストレスは記憶力の低下につながりますので注意しましょう。それに喜怒哀楽をうまく付き合いながら勉強に励むと効果が上がります。悔しい思いをしたときって、勉強にも力が入りますよね。もっと言えば、お腹がいっぱいよりも、ある程度空腹の方が記憶力は上昇しますし、室温は少し低めの方が学習効率的は上がるそうです。これら全て、テスト前の詰め込み学習ではなく、計画的に余裕をもった学習があってこそ成せる技ですね。
これでもう皆さんもお分かりのとおり、「机の前に座る時間=学力」ではありません。重要なのは、学習時間ではなく、学習の進め方です。親に言われるからやる勉強とは違います。全て自分のための勉強だと心がけ、効率よくきちんとコツコツと努力することが大切です。肝に銘じておいてください。