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できる子の(修正)赤ペンの使い方!

中学生230425①
赤ペンは普通、間違った時に使います。
間違ったところは消さずにそのままにしておいて、そのとなりにでも正しい解き方や答えを赤ペンで記入します。
まさにそのとおり、模範的な使い方ですね。
出来る子も出来ない子もみんながみんなそうしています。
でも、出来る子は《なぜ赤ペンを使うのか》まで考えて使用しています。
理由は、後でまた見直すことを想定して、自分が間違ったところや、苦手なところを区別しやすくするためですね。
ですので、出来る子は赤ペンを使用する前に、自分が間違ったところや解き方を先に見直します。
で、間違い箇所を発見してから、そこを訂正する為に赤ペンを使用しています。
他方、何も考えていない子は、なぜ自分が間違ったのか、どこの部分がおかしかったかなんて気にもかけず、赤ペンで正しい答えを記入します。
どちらもノートも見た目は全く同じです。
でも、中身・やり方が全く違います。
作業としては、時間的にはさほど差がありませんが、成果・成績が全く違ってくるのは明白ですよね。
さらに実際の様子とはいうと・・・
出来る子でも出来ない子でも、書くスペースの問題もあり実際には、間違った自分の答えを消して、そこに赤ペンで正しい答えを記入しちゃっています。
理由は、見やすさ優先です。
でも、出来ない子は、自分が間違った箇所(理由)を先に確かめもせず、赤ペンで解き直していますので、それが間違っていた時に消すこともできず、二重線や×印で訂正しますので、どれが正しい答えか解き方なのかが識別不能になり結果、見やすさなんてどこかにいっちゃいます。
もっと言えば、できる子も出来ない子も赤ペンで修正したからと言って、どれだけの子が後で見直しているでしょうか、あやしいものですね。
なら、赤ペンで修正したところで意味がなく理屈上、両者にさほど成績の差が出てこないということになりますよね。
それが違うが現実。
実は、出来る子は、自分が間違ったところを先に見つけてから、赤ペンで書き込むと言いました。
ですが、厳密にはこの行為に二つの重要な要素が隠されています。
ひとつ目は間違いの発見を頭を使い、ふたつ目は赤ペンで修正し書き直しつつも、後で見直すのも面倒なので、同時に頭の中にも記憶として書き込むという意識が働いているのです。
以上のことより、私(塾長)は、子供たちに「間違った問題を消すな!」とは言いません。
むしろ、「見やすいようにきれいに間違いは消しなさい!」というくらいです。
でも必ず付け加えて「消す前に、必ず自分が間違った理由(ところ)をしっかり分かってからだよ!」と言うようにしています。
日頃、子供たちが何気(なにげ)にしている赤ペンでの修正、そのやり方(理由)をどれだけが意識しているか。
そんな何気なことをちゃんと指導してやるって、けっこう大切ですよね。
2023年05月08日 12:55

《割合の問題》ホントは難しくない!【後編】

中学生230423①
次はじゃあ、《割合の計算》に踏み込んでみましょう。
学校では割合の計算として、
①《もとになる量》×《割合》=《比べる量》
②《比べる量》÷《割合》= 《もとになる量》
だと教わります。
これを『くもわの法則』なんて言ったりしますね。
前回の例に当てはめると、10個《元になる量》のみかんのうち、3個《比べる量》が腐っていたときの割合が、0.3でしたので、
①なら『10× 0.3 = 3』、②『3÷ 0.3 = 10』となります。
でも、これら①と②がごっちゃになってしまって、ややこしい、分からない、難しいと子供たちみんな言うわけです。
じゃあ、公式『くもわの法則』で覚えましょうなんていうから、ますます訳が分からなくなっちゃうのです。
本当に必要なのは、前回でお話ししたような、「《割合》とはそもそもどういったことなのか?」というようなことをちゃんと知ることなんですが。
ですので、それら①《比べる量》と②《もとになる量》を算出する公式のそもそもを知れば、まったく大丈夫!。
では、先に確かめておきたいこととして
『100円の2倍は?』と問われれば、200円と答えますよね。
計算式は、100×2=200 です。
なんてことはない問題で、これだとみんなサッと答えてくれます。
実はこれ、2倍すること自体が《割合》のことなんですよ。
①の公式と同じでしょ!
この倍することを《割合》と呼び、つまり100円《もとになる量》×2倍《割合》
この結果を200円を《比べる量》なんて言い方をしているだけなのです。
100《もとになる量》×2《割合》=200《比べる量》
次に、《もとにする量》100円を出したいのであれば、2を掛けた結果が200円になっているわけですから、その答え200円を逆に遡って2で割ってあげれば、100円《もとになる量》になりますよね。
2000《比べる量》÷2《割合》=1000《もとになる量》
これって、②の公式とぴったりですね。
やっていること自体はこれ!、小学生2年生で習うかけ算と、3年生で習う割り算です。
易しいわけですね。
これがそもそもの大元(おおもと)にあることをちゃんと意思していれば、高学年で習う《割合の計算》もへっちゃら、何も恐れることはありません。
全く同じことなのですから。
2倍でも、半分でも同じこと!
例えば、100円の半分なら、50円。
100《もとになる量》×半分(0.5、1/2)《割合》=50《比べる量》
100《もとになる量》が不明なら つまり □×0.5=50ですから、50÷0.5=100とちゃんと元に戻るでしょ。
《割合》部分が[整数]であったのが、[小数]だったり[分数]だったりしているだけのこと。
これこそが、ややこしい時こそ知っておきたい、実はどってことのない理屈なのです。
大切なことは、数字に惑わされないこと。
もう一度言いますが、《割合》の部分が、小学生高学年では[小数]になったり、中学生では[分数]になったりするだけです。
さらに補足すれば、百分率(パーセント)が出来ても、これって、割合を分かりやすく100倍して言ってるだけのこと。
先の例の半分(0.5)を、50%と呼んでいるだけで、やることは全く同じです。
もとを辿れば、小学生低学年。
ですので、ややこしいなと思った時は、自分でカンタンに数字(整数)に置き直して考えてみれば、分かりやすくなるはずです。
そうすれば、《くもわの法則》なんて全く必要なくなります。
どうでしたか?
算数の面白さ、数字の面白さとは、公式を覚えることからではなく、こういったことを【なるほどな!】と知ることから始まるのだと思います。
2023年05月02日 11:59

《割合の問題》ホントは難しくない!【前編】

小学生230425①
算数で、割合の求め方は確かにややこしいですが、それをよく聞く《くもわの法則》で片づけてしまうとますます難しくなってします。
速さの求め方で使う《き(み)はじの法則》でも同じことが言えます。
それら法則は、そもそもの割合や速さの仕組みを理解した上で、確認のためになぞるものくらいに思っておいた方がよいでしょう。
公式(法則)だけ暗記しても、ややこしいばかりでココイチで使いこなせないのが現実です。
実際に、出来る子は、これら法則などそんなに当てにしていません。
じゃあどうしているのかと言えば、基本的な理屈をちゃんと理解しているだけです。
それも基本法則ですから決して難しいわけでもなく、それだからうまく使いこなせているのです。
では、《割合の求め方》のカンタンな理屈とやらを、説明します。
想像してみてください。
ミカンが10個ありました。その内3つ腐っていました。
それを、10個中3個が腐っていたと言いますよね。
これを《割合》と呼んでいるのです。
なんてことはありませんが、これこそが割合の本質。
この大したことはない[割合がなんたるか]を、なんとなくで済ましてしまうと、のちに割合の問題がややこしくなってきちゃうのです。
で、10個中3個のことを、10分の3(3/10)と言いますのね。
10分のというくらいですから、10で割る、つまり[3÷10]です。
答えは、0.3。
10分の3(3/10)も、0.3も、そう《割合》です。
さらに百分率では、割合0.3というよりも分かりやすい表現として、×100をして、30%と言っているだけで、これも《割合》です。
じゃあ、《くじ引きをして10個中3個が当たりだった》みたいな確率の問題はどうなのか?
これもそう、《割合》の発想なのです。
続けて、中学数学で出てくる《相対度数》というややこしそうな言葉がありますが、これも《割合》のことです。
つまり、本質をちゃんと分かっていれば、割合なんて難しくないのです。
というか、「割合(の本質)とはなんであるか」なんて意識していないだけで、みんな普通に割合を使っていますよね。
そもそもお馴染みの『半分』という言葉が割合です。それを普通に2分1(1/2)とも、50%とも言います。
これら全て2分1、ひとつを2こに分けること(2で割って)、式なら[1÷2]、計算すれば[0.5]、分かりやすく表現(×100)して[50%]。
そう、割合であっても、百分率であっても、確率であっても、相対度数であっても、どれもこれも言い方がちがうだけで、そもそもの根源はみんな同じことなのです。
【次回に続く。次は《割合の計算》についてです】
2023年04月26日 10:59

できる子の宿題の仕方とは!?

中学生230308③
宿題と言っても、学校と塾とでは、少し目的が違うかもしれません。
学校なら、「提出しさえするばいいや」ってこともあるかもしれません。
でも、塾は違って、宿題の目的とは「復習するし、理解し、忘れないようにすること」です
出来る子はちゃんとこの塾宿題の目的を意識し取組みますし、かつ要領のいい子ほど学校と塾をはっきりと区別しています。
出来る子の宿題の仕方とは・・・
・宿題は、塾の直前でなく、次の日までには仕上げるようにしている。
・宿題をテキトーにせず、答えもテキトーに書くくらいなら、空白にしておく。
・ややこしい問題は、塾で習ったことを見返してから、再トライする。
・分からなった問題は、次の塾で先生の解説を聞き、ちゃんと理解する。
・覚えるべきことは、宿題をしながらできるだけ覚えてしまうように努める。

出来ない子は、この逆です。
どれもこれも目的意識の差だけであって、これらをちゃんとこなしたからといって宿題の時間がさほど長くなるわけではありません。
むしろ、後々分からなくなった(忘れてしまった)問題をやり直すことを考えれば、時間短縮です。
この辺りを出来ない子ほど分かっておらず、宿題の時間が長くなるであろう面倒くささに負けてしまい、ついつい手を抜いてしまいます。
宿題が面倒くさいのならばこそ、ちゃんとすべきなのです。
先に成績アップという目的があるのですから。
できる子ほど、ホントは面倒くさいがりなのかもしれませんね。
ですので、できない子には、宿題をしないことを咎めるだけでなく、このことをしつこく教えてやる必要があります。
だって、塾宿題の目的意識のちょっとした差が、大きく成績を左右するわけですから。


 
2023年04月17日 10:29

(大学)受験を成功するには?!

中学生230308②
大学受験、つまり高校での勉強では、「やらされる勉強」では絶対に志望大学に合格できません。
高校受験、つまり中学時代を思い返してください。
中学校の授業の勉強だけで足りましたか。
小学校の勉強くらいなら、学校の授業を聞いているだけでも事足りたいと思います。
でも、中学校では塾に行ったであろうし、必ず復習が必要だったと思います。
勉強の難易度が増せば当然のことで、実感していますよね。
なら、大学受験(高校での勉強)ともなればその延長線上にあって、必ず復習ばかりでなく、予習が必須となってくるのは自明の理です。
それを認めたくはないという心理がどこかにあるでしょうが、薄々感じていうはずです。
「やらされる勉強」とは、どういうことか?
例えば、中学生の時の感覚で、みんなも行っているから、自分も塾に行く。
決められた時間勉強し時間がくれば終了。
塾での宿題も忘れることもあったでしょう。
それに対して、高校での通塾の感覚はそれでは絶対に通用しません。
公立高校での通塾や私学高校とは、大学受験を目指すということ。
ほぼほぼ全員がそうでしょう。
大学がどこでもいいなら、塾なんて行かないはずです。
ということは、ライバルを押しのけて、志望大学や国公立大学を合格を目指すとあれば、「自発的な勉強」が絶対不可欠です。
時間がきたから終わり、時間がないから勉強しないでは通用しません。
この発想は高校受験(中学時代)までで、絶対に捨て去らないといけません。
例えば、数学、分からないから諦める。
英単語なら、そんなにたくさん覚えられない。
これが、中学生の「やらされる勉強」の発想です。
大学受験をめざす「自発的な勉強」とは、数学なら[分かる]を通り過ぎて完全に[自分のモノ]にするまでする、英単語なら忘れないように覚えるまで何度も繰り返することです。
つまり、人から勉強するように言われるのでなく、自身で「大学を受験し、志望校に絶対に一発合格するんだ」という、[やる気]・[誓い]・[覚悟]が重要です。
そうなると、勉強する時間がないなんて考えは通用しないことが自覚が生まれるはず。
できるまでする、覚えるまですることが、大学受験勉強なのですから。
塾だけ、塾の宿題だけ、ダメダメ!。それも中学生の発想。
部活が忙しい。それなら志望校合格を諦めてください。
あなたの同じ大学を目指すライバルは、同じ県内ではなく全国にいるのですから。
毎日、時間をひねり出して勉強するのです。
大学受験勉強は、高3からではないですよ。
そう、高校1年生から始まっているのです。
正直、中学生の時のように、3年生から受験勉強するのではライバルを出し抜けません。
ひとつ言えることは、偏差値が、志望校を左右するのではありません。
それは、あくまで結果です。
本当は、勉強にどれだけ日頃から前向きに時間を費やせたかが、志望校合格を大きく左右するのです。
これは、高校受験に限ったことではないですよね。
2023年04月10日 14:42

ノートの取り方のコツ![和歌山の個別指導イースクール]

中学生230308①
授業中はもちろん、復習に欠かせないノート。
ノートをうまく取れるかどうかは、成績に直結する課題です。
気持ちも新たに新学期、このノートの取り方をチェックして、成績アップにつなげよう!
授業中、ただの板書に終わらないコツを伝授します。
①授業での強調点は強調して
授業中、先生が「ここはしっかり覚えておくように!」などと言ったり、黒板に赤や黄色のチョークで書いたりするところは、重要ポイント。
ノートにも、後でそれがわかるようにマーカーで線を引くなどしておこう。
面倒ぐさがって、この当たり前のことができてなかったりしませんか。
試験前は、まずそこだけ見れば重要ポイントが効率よくチェックできるはず。
②復習に活用しやすく
授業中は、ノートを取るのが精一杯ということもあるから、家で復習するときに、しっかりノートを見直して、要点や注意点を意識的に目立たせておこう。
配られたプリントや資料も、ノートに貼っておくと、ノートに書いたこととの関連性も分かります。
ただし、書いたところを隠すと分かりにくくなるで、注意しよう。
③間違ったところは消さない
復習で問題を解く場合、間違ったところは消しゴムで消さないようにしよう。
ミスしたところは、赤ペンで訂正するようにすると、自分がどんなところでつまずきやすいかが分かります。
算数や数学の問題では、途中の計算式も見直して、間違ったところは赤ペンで訂正すると、ケアレスミスなのか理解不足なのかも分かります。
④《達人ワザ》試験前は別ノートにまとめ直す
日頃からきちんとノートを作っていれば、試験で問われそうなことも分かりやすいです。
試験前には、ノートを見ながら復習するとよいが、ノートを眺めるだけだと、分かったつもりになってしまうこともあります。
そこで別ノートに要点を整理しながら、まとめ直せば、理解が深まり、記憶も定着するはずです。
ただしその際、まとめノート作りに時間を取られてしまわないように注意しよう。
最後に、ノートを取るときは、余白つまりある程度の白い部分を残しておくと、見やすくなり、復習もしやすくなります。
計算も余白をとることで、ミスがかなり防げます。
以上、ぜひ参考にしてもらって、皆さんもノート作りの達人になってくださいね!
2023年03月21日 20:37

通塾ですぐに伸びる子・伸びない子!

中学生230227②
通塾のきっかけは、色々あります。
将来中学受験を考えているとか。
中学になる節目にとか。
でも一番は、学校の勉強が難しくなり、ついていけなくなり出した時だと思います。
テストの点数でいうと、80点以下、70点、60点・・・
点数が下がれば下がるほど、塾に通っても点数が伸びなくなる。
いやいや、そうとも言い切れません。

実際に50点でも成績がグングン伸びる子もいれば、70点であってもなかなか伸び悩む子もいます。
では、その違いはなんだと思いますか?
それは、その点数でいることに何とも思わなくなって、慣れちゃってるかどうかです。
だからたとえ50点であっても、勉強が分からないことにすごく気になっていた子は、伸びるのも早いです。
逆に70点であっても、70点であることに全く気にならない子は、伸びもそこそこです。
さらに、分からないことがもう当たり前、全然平気という子は、なかなか伸び難いものです。
それら伸びない子は、その態度からも測ることができます。
特徴として、点数を上げることよりも先に、点数が悪い言い訳を探し、その場を取り繕うことだけを考えている子です。
決して、悪気があるわけではありません。
それがもうクセになっちゃってるんですね。
だから、いくら次から頑張ると言っても、その場かぎりで遊び優先です。
もう「分からなくてもどうにかなる」と気持ちが心の底に居ついてちゃっているのですね。
そんな子は、勉強をただ教えるだけでは伸びません。
勉強と同時に、以前は感じたであろう、分かった時の嬉しさとか、逆に解けない時の悔しさを、指導の中で工夫して、もう一度感じさせてあげないといけません。
個別指導塾の経営者として、そんなことをいつも気にしながら、子供の個性に合わせた指導を私(塾長)もいつも心がけています。
そういった意味で、塾の指導者と、習う子供とのマッチングって大切ですよね。
2023年03月14日 15:24

『速さ(速度)』の問題が苦手な理由!

中学生23227①
小学5年生の算数で、速さ(速度)について学習します。
それから速度の問題は、中学生になってもずっと出てきます。
ですので、最初の学習する段階でしっかり理解していないと、ずっと解けなくなってしまいます。
速度の問題が苦手な子供は、公式(暗記方式)として『き・は・じ』とか『み・は・じ』に知っています。
速さ(は) = 距離(き)・道のり(み) ÷ 時間(じ)
距離(き)・道のり(み) = 速さ(は) × 時間(じ)
時間(じ) = 距離(き)・道のり(み) ÷  速さ(は)
この公式を覚えていても、問題が解けないのです。
いくらちゃんと公式を覚えていても、そもそも『速さ(速度)とは何か』ということをしっかり理解していないのです。
「時速って何?」と問うと、公式を言えても、何かは答えられない状態です。
私(塾長)は、時速という言葉が出てくると、「1時間で進んだ距離」だと考えなさい!と子供たちに言うようにしています。
分速なら「1分で進んだ距離」であって、秒速なら「1秒に進んだ距離」といったぐあいに。
そんなことかと侮ってはいけません。
この当たり前のことをしっかり飲み込めていないから、速度の基本的な問題も解かなかったりするのです。
逆に、この当たり前の理屈をちゃんと理解している子供は、「み・は・じ」とか「き・は・じ」とか公式暗記の方式なんて全く気にしてません。
だって、時速が「1時間で進む距離」だと理解できていれば、時間が分かれば[かけ算]で距離を導き出せるし、距離が分かれば[割り算]で時間が出ることを容易に想像できるからです。
でも、この時速の公式だけを覚えて、中身をしっかり理解していないとどうなるかと言えば・・・
《時速60km進むとすると、30分ならどれだけ進ますか》という問題で、公式が《速さ×時間》ですので、1800kmなんて平気で答えたりします。
正しくは、30分ですから、時速を分速に直して分速1km(1時間は60分だから、60÷60で1)、それに30分をかけて、30kmです。
ただし時速の理屈、つまり1時間で進む距離だをしっかり理解している子供は、時速60kmなら、30分でその半分だから30kmだと即答しますね。
どうですか。
速度の問題が苦手な理由、分かってもらえたでしょうか。
もしお子様が速度に問題が苦手なようでしたら、一度聞いてみてください。
時速って、どういうこと?って。
補足・・・・・・
速度の基本的な問題を解けない大きな理由は上記に述べたとおりですが、もちろん他にあります。
そもそも距離つまり、長さの概念について分かっていない(想像が追いついていない)。
 1km=1000m、1m=100cm、1cm=10mm
この長さの単位の関係を知識として知らないのです。
と同時に、1m(1cm)とはどれくらいの長さのなのかを実際に知らない(意識していない)。
お子様に、「1m(1cm)ってだいたいどれくらい?」って聞いてみてください。
2023年03月07日 14:02

文章題など応用問題が解けないのには理由がある!

中学生230204
小学高学年のお子様を持ち、入塾を希望されるお母さんから、よく耳にすることがあります。
『ウチの子は、基本問題ならそこそこできるのに、文章題など応用問題になるとが全くできない』なんて。
それは、応用問題が決して難しいからではなく、実は基本がしっかりと出来ていないからです。
「そんなことないよ。計算はすごく得意だし」と言わるかもしれません。
でも基本とは計算ができるかどうかと同時に、いやむしろ、どうしてそこで足し算・引き算・かけ算・割り算を使うのか知ることが大切です。
そう、応用問題ができないのは、基本の使い方をわかっていないからです。
応用問題とは言いますが、基本の【活用問題】と置き換えればもっと理解しやすいのではないでしょうか。
なるほど、そこには基本が隠れていたのかと。
だから基本と基本の積み重ねですから、いくら難しい応用問題でも、文節のように小分けし、それらを単体で処理すれば少しも難しかしくありません。
実際に算数(数学)がどんどん得意になっていく生徒を見ていると、応用問題を取り組みながら基本の活用箇所とその処理方法が読めた時、『なるほど、そこかぁ!』とひとり 頷いています。
まさに応用問題を解く上で自然と、知った基本をどこに当てはめるかを探しているのです。
基本とは、加減乗除だけではありません。
学年が上がり、小学校から中学校になるつれ、基本となる公式もたくさん出てきます。
公式も丸暗記ではダメだということを、もう分かってもらえていると思います。
例えば、三角形の面積を出す公式をいくら覚えていても、どこが底辺で高さか、またそれらの位置関係(どれが底辺でそれに対する高さがどれになるのか)をしっかり理解していないと、正解には辿り着けませんよね。
ですので、応用問題は、基本活用問題だと思って取り組みましょう!
基本をどこでどのように活用するのかを常に意識するのです。
皆さん、探偵にでもなったつもりで楽しみながら、行間を読み、式を探し当てるのです。
それこそが、算数・数学の醍醐味であって、面白いところなのです。
計算ができたからって、なんら賢くありません。
計算から計算機があるのですから。(使えとは言ってませんよ)
そう思えるようになれば、きっと君もワンランクもツーランクもアップできるはずだよ。
実際、私(塾長)も塾では子供たちに、この『算数・数学の気づき』を感じさせてやれるように注意して指導しています。
2023年02月26日 22:31

英語が苦手になる理由が分かれば!

中学
そもそも英語も国語です。
日本人なら日本語が話せるし読み書きができます。
英語圏に行けば、誰しもが英語が勉強しなくともできます。
中学で習い始める英語なんて、それこそ小さい子供が話しているような内容です。
それなのになぜ中2年生にもなれば、英語ができる子と出来ないがはっきりと別れてくるのでしょうか?
答えはカンタン!
英語を語学、つまり勉強として捉えているかどうかの違いです。
ここで間違わないでください。
英語が出来ない子ほど、英語を勉強と捉えてしまっているのです。
勉強だと思うだけで、もうイヤになってきます。
単語や文法を覚えないと、テストでいい点数を取れないと思うだけで、嫌気が差してきますよね。
だから英語が出来ない子の大きな特徴して、例えば新しい文法を習って演習問題を解いていても、習った語句を穴埋めカッコに当てはめて正解すれば、「はい終わり」となってしまっています。
それこそ勘のいい子なら、全問正解もあるわけです。
果たして、これって英語の勉強になっていますか?
確かに全問正解ですよ。
でも、そんな子に、「今の穴埋め問題の英文、日本で言うから英語で言えますか?」と聞くと、ほぼほぼ答えられません。
つまり、全然勉強になっていない。
その時はよかっても結局、定期テストで点数が取れなくなるのも当然です。
英語は本来、言葉なのです。
英語を話すこと、聞くこと、読んで書く、つまり人は意思疎通するためのツールです。
国語(日本語)となんら変わりません。
英語ができる子は、意識せずとも自然とそのことをよく理解した上で、勉強しています。
穴埋め問題を解くために、勉強したりはしていないわけです。
英語の出来不出来は、このそもそもの考え方の違いだけだと言っても過言ではありません。
だって、先に言ったとおり、中学2年で習う英語の内容なんて、小学生低学年レベルです。
そのレベルの問題ですので、解けるか解けないかととかでなく、それ以前にもっとどこかで根本的な問題があるはずです。
じゃあ、どうすれば英語ができるようになるのか。
英語を勉強する大前提として、意思伝達ツールだとちゃんと認識しておくことがすごく大切になってきます。
英語の問題も解いていても、その穴埋めカッコに捉われるのでなく、英文全体を意識していますか。
その英文を、ちゃんと日本文に直せますか。
またその英文を日本文で言われても、英文で言えますか。
その問題自体には、どこにも「英文を日本文に訳せ」なんて書いていません。
その問題自体には、どこにも「日本文で言われても、英文で応えれるか」なんて書いていません。
でも、英語を聞き話すための勉強なのですよ。
英語が得意な子は、それをちゃんと理解しているわけです。
英語はテストの為の勉強でなく、コミュニケーションの為のツールですから。

だから自ずと、英文で知らない(覚えていない)単語が出来てくると、その都度調べてまた覚えておこうとします。
ちょっとした意識の差だけですから、忘れてしまったりしますね。
でもそれでも結構。
大切なよく使う単語ほどまた出てきますから、再度覚えればいいだけの話し。
かたや英語が苦手な子は、知らない単語が出てきても、ほったらかし。
その問題を解く上に支障がないのなら尚更。
だって、その問題に正解することが、英語を勉強するということになっているのですから。
この差が非常に大きい。
今知らなかった単語をそのままにしておいて、じゃあいつ覚えるのかって話しです。
単語ひとつ、英文ひとつを意識するかしないか?
実にこの意識の持ちようだけでは、日頃の英語の問題(宿題)を解く上で時間にすれば大した差が生じませんが、のちの定期テストの成績に大きな差となって現れてくるのです。
その意識の違いが大切だと分かってもらうために私の塾では、英語の通常授業とは別に生徒の希望により、外国とネットで繋いで外国人講師とのオンライン英会話レッスンをしてもらったりしています。
それもこれも理由は、英語を勉強でなく、外国人のコミュニケーションするためのツールだと潜在的に実感してもらうためです。
英語が苦手になってしまう理由、分かって頂けましたか?
2023年02月19日 19:46


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