思春期の子供との付き合い方[和歌山市の個別指導イースクール]
面白い話しでは、中間・期末テストが返却されて、必ずそれを塾に持参し私に見せるようにしてあるのですが、その際、親に見せる順番を相談されたりすることもありますよ。
さて、子どもが小学生の頃は、お父さん・お母さんに褒められたい気持ち一心で、まだまだ親の言うことを素直に聞いてくれて、可愛いもんですよね。
でも中学生にもなると、なかなかそういうわけにはいきません。
そこで思春期となる中学生の子供が、日ごろから親のことをどう見て感じているかお話ししますので、自分の子供たちとの接し方として参考にしていただければと思います。
【女の子の場合】
<おかあさん> お母さんとしては、ムスメとはだんだん対立するようになり、やりにくくなってきていませんか。何か言うと言い返し、時に口喧嘩とかも。それはどうも大人になり、お母さんのことを同性の女性として対等に見るようになってきている感じがしますね。だから大人ぶりたいのか、うるさいお母さんには対等に言い返したくなるし、または仕方なく一歩引いて(子供というよりか大人として)従っている感じ。お母さんも、子供から受ける印象が小学生の頃とはちょっと違うでしょ。だからもしカッとなってムカついても、子供と同じ土俵で言い合ってはダメですよ。子供の思うツボですから。あまり度がすぎると家での日常がギクシャクしてしまいますから。何か注意・忠告するときは大人として一歩引いて冷静に話してやり、まだまだ一枚上手ところを見せてやるといいと思います。そして同じことはあまり何度も言わない。ウザイだけです。きっとお母さんもそうだったと中学の時はそうだったと思います。それを聞いていないからではなく、分かっていてもすぐには素直に従いたくないのです。だからお母さんの言っていることが毎度一貫していれば、その内やるようになってくれますよ。
<お父さん> 大好きか、ウザいかどっちかですね。ウザがられないように、ここという出番以外はお母さんに任せて、ムスメさんとは仲良くしておくのが得策です。勉強についても、頭越なし叱ったりせず、よき相談者を演じてあげた方がうまくいきますよ。
【男の子の場合】
<お母さん> 男の子は、女の子と違って、思春期(中学)とは言ってもまだまだ子どもで、背は伸びても精神年齢が低い(笑)。お母さんとしてはガミガミ言う時、遠慮なくいくらでも言ってやってください。大切なのは、なかなか言うことを聞かなくても、懲りずに言い続けてやることだと思います。男の子はお母さんから何も言われなくなると内心、淋しがっていますから。なんだかんだでお母さんが大好きで、幼いのです。ですので何かあればガンガン叱ってやりましょう。
<お父さん> お父さんのことは一目置いて、いい意味でだんだん無視されてきますね。それも成長過程。メシにでも誘ってやってください。気が向けば、子供の方から話してくれますよ。
どちらにしても子育てに関しては、やっぱり良いにしろ悪いにしろお母さんとの関係が子供にとっては大きいです。お父さんの出番は少なめかな。でもなんだかかんだで、親子って切っても切れない仲、好きや嫌いの次元を超越した関係『きずな』にありますよね。
2020年02月11日 10:49