和歌山市の個別指導|3人の落ちる不安[後編] #塾
私からCさんへの助言~
私:Cちゃん。そんなに不安なら、勉強しないと。その不安は勉強することでしか、解消しないよ。
C:勉強してるし。それに勉強していても不安やし~。
私:勉強しているっていうけど、それは前の自分と比べてやろ。AさんやBさんと比べてごらん。勉強量が足りていないよな。
C:Bちゃんは、勉強してないっていうてるやん。
私:Bちゃん、ほんまにしてないと思てんの?。成績知ってるよな、Bちゃん。
C:・・・・
私:AちゃんもBちゃんも、ほんとに不安に思っているから、勉強せずにいられへんのやで。でも、君はどう?。みんなと同じくらい勉強しているって言える?。Bちゃんもちゃんと勉強してるで。Cちゃんの不安って、みんなと比べたら、そんなにたいしたことないよ。
C:あたし、◎◎高、いけるかな。
私:志望校に合格したい?
C:絶対したい!。
私:でも勉強、イヤだよね?
C:うん、ヤダ!
私:ほんとの不安は、勉強すればするほど、分からないところ・自分の足りていないところが見えてきて、湧いてくるもんやで。そうなったら、不思議に勉強せずにいられなくなるから。ほんとの不安って、そんなイヤなもんじゃないから。
C:部活みたいやなぁ。
私:そうっ!。わかってるやん。Bちゃん、ホンマは内心わかってるやろ?。今、先生、何言いたいか、わかるよな?。
C:帰って、やる!
Cちゃんは、これで一生懸命勉強、頑張ってくれるでしょう。。。なんて、現実はそんな一筋縄ではいきません。大人と同じで、子供のモチベーションも上がったり下がったり。そのたびに私の出番がやってきます、ちょくちょくと。
子供たちの勉強モチベーションは、その子によって全然違うもんです。同じ子でも、その日によって違ってもきます。ですから子ども達とは、勉強を教える以外にも、こんなやりとりが教室では絶えません。成績ももちろんみんなまちまち。得意な科目、苦手な科目。好きな教科、嫌いな教科。そんな中、ひとりひとりが持っている力を120%発揮させてやりたいもんです。