和歌山市の個別指導|成績不振と部活
成績が期待するほども伸びないので、部活動をやめさせようと思う。
たまにこんな相談を保護者の方から受けます。その答えは、NO.
絶対にやめるべきではないと思います。確かに部活を辞めれば、勉強する時間は増えます。でも、何かに熱中するということほど、子供にとって価値ある体験はありません。熱中する対象は部活だけではありません。子供が熱中するものならば何だっていい。もちろん、勉強ならなおさらよしですが。逆に言えば、部活が熱中の対象でなく、ストレスとなっているならば、勉強のためにやめる選択肢もありでしょう。
熱中するという体験は、その子の将来、きっと助けとなり、よりどころとなるはずです。熱中すれば困難も困難ではなくなります。熱中するという面白さを体験することは、その子の自信となり糧となり、大人へと成長させてくれます。努力を努力といとわず、そこに自然と問題意識や創意工夫が生まれます。その思考回路を育むことこそが、学校の勉強(知識)なんかより、ずっと大人社会を生き抜いていく為に有用です。それを経験してきたお父さん・お母さんなら、わかってもらえますよね。
勘違いしないでくださいね。部活が一番とは決して言ってません。やはり頭を鍛えるという意味で、勉強することが一番よいことです。ただ言いたいのは、成績不振を理由に部活を止めさすことは得策ではないということ。だって、辞めたからって、その子がその時間を勉強に充てると思いますか。塾にでも行かせるのなら別ですが、きっとスマホやゲームの時間になってしまうでしょう。
文武両道、自信を持って二頭を追いましょう。