和歌山市の個別指導|勉強をする理由の時流
なぜ、学校で勉強するのだろうか?。一番の理由は、いい高校・いい大学に行くため、そしていい企業に就職するため。それは今も昔も変わりませんし、私もそう願う皆さんのお手伝いをしています。それは前提、日本の現代社会もふまえてちょっとお話し。
今日、大学生が就職を望むような人気企業は、一部の高偏差値の大学を除いて、その大学ブランドで個人を評価しなくなってきています。学歴は、就職の大きなセールスポイント、アドバンテージにはならなくなってきているのが現状です。
その理由は、仕事の出来る人物が、IT(情報技術)の目覚ましい進歩により鮮明に変化してきていたのが一因。ひと昔前は、できる人間像とは、知識が豊富で計算が早い人でした。でも、今はどうでしょう。知識がなくても、また難しい計算も全てスマホを代表とするコンピューターがそれも瞬時に解決してくれます。仕事に対する社会全体のニーズが既に見える形で変革してきており、これからもますますそのスピードは上がっていくことは明確です。
では、これからの社会で求められる人間とはなるにはどうすればいいのか。ひと言で言えば、コンピュータではなく人間にしかできないこと、あなたにしかできないことを磨くことです。もちろん小中学校の義務教育の勉強くらいは必須ですよ。
個人を磨くとは、不得意よりも得意を見つけ伸ばし、そして自分の好きなことをとことん取り組むことです。例えば、野球が得意なら一生懸命することで、そこで培った努力とチームワークはきっと将来生きていますし、就職するにしても企業はそれをその人の人となりとして高く評価してくれます。それが今の社会です。知識や計算だけの人間よりもよっぽどニーズは高い。むしろ、自分で仕事を作ってしまうような人材を求めています。
じゃあ、一生懸命勉強しなくてもいいのか。バカを言ってはいけません。むしろすべきです。但し、勉強する目的意識を少し変えてください。それは問題意識を養うこと。そして解決能力を身につけること。何を問われているのか。それを解くのに何が問題で何が必要なのか。また間違ったならどこがいけなかったのか。どうすれば解決できるのか?。
実はこれら全て、私が塾で指導しているときに、塾生たちに意識的、もしくは無意識にさせていることです。[自分で考える]
最初に戻ります。なぜ勉強するか?。これからの時代、いい企業に就職したいなどと考えない方がいい。一流企業も潰れる時代です。その一流企業もまた、そんな昔のような考えでいる人材を求めていません。じゃあ、公務員は?。公務員も同じことです。なりたい自分を意識してください。子供の時なんて、あっという間に終わります。大人になってからの方がよっぽど長い。人生を楽しく生きていくために今必要なことを意識しながら、一生懸命勉強してください。