和歌山市の個別指導|我が塾【LIVE】あるある⑦
テスト勉強で方程式の難問に行き詰った塾生が、ポツリと独り言のように、「なんで、こんな勉強するの?」。
その素朴な疑問、わかりますよね。今やっている方程式が将来役に立つとは到底思えませんし、ましてや実社会での必要性なんてありませんよね。その質問に対する私からその子への答えは、こんな感じでした・・・
正直、その方程式は大人になっても使わないし、今やっている勉強も将来直接役に立つとは言えないよね。
ところで、君は大人になったら、なりたい職業とか、やりたい仕事とかってあるのかい?。もしそれが固く決まっていて、学校の勉強の必要性もないなら、、高校にも進学せず、その道にまっすぐ突き進むのもありかもしれないね。で
もそうでなければ、なりたい自分が見つかるまで、今やっている勉強をしっかりやるべきだよ。勉強をして頭を鍛えておくと、いつかどこかでやってくる君の人生を左右するような大きなチャンスに気づくことができるよ。それは明日からもしれないし、もっと先かもしれない。勉強しておかないと、目の前にやってきたチャンスを見過ごしちゃうし、勉強しておくことで、そのチャンス(選択)がホントに自分に合っているか正しく判断できるんだ。今の君の方程式には答えはひとつしかないよね。でも、大人の世界の方程式の答えは決してひとつじゃなく、君がその時一番適した答えを見つけなければならないんだ。ゲームのようにリセットはきかないよ。その時ババは引きたくないだろ。だから、今格闘している方程式は、君がなりたい自分になるための下準備、訓練だと思って。
勉強をして成績を上げて、自分が掲げた目標を達成することはもちろん大切なことだよ。でも今そうやって難問にぶつかった時、逃げずに真正面から向き合うことの方が大事。挑むから失敗もあり、そこで初めて学べるんだから。
今やっていることは、将来なりたい自分になるための準備。いい高校・いい大学に行くためだけの勉強じゃないよ。だから、いい高校・いい大学に行かないから勉強しなくていいんじゃないからね。わかったぁ?
こんないい言葉使いじゃなかったですが、私が一気にまくしたてるとその子は、『なるほど!』とつぶやきつつも、言いくるめられた顔をして、また方程式に立ち向かっていきました。