和歌山市の個別指導|『出来る子になるコツ』 紀ノ川中学二学期期末テストの結果報告
早いものでもう12月、冬期講習も目前にひかえ、我が塾生たちの二学期期末テストの結果を少しかいつまみ、『できる子になるためのコツ』をついてお話しします。
まずはテスト結果報告。
毎度のように5教科合計で400点オーバーする子、その中でも
◎中2生のHさん:5科目中4教科が90点以上
◎中3生のOくん:今回合わせて、3年になって数学が3回100点。
なんと直近の実力テストでも、100点。
でも今回は、これらの輝かしい成績はさておき、もっととびっきりの報告をしたいと思います。それはなんと、ある塾生が今回初めて5教科合計で300点を超えたのです。私はこのコに、合計400点を超えた他の塾生たちをおさせて、今回のウチの塾MVP賞を授与したいと思います(笑)。
なぜなら、このコ、実はちょうど一年前に入塾した時は、5科目合計で100点そこそこだったのです。
そもそも塾通い自体が初めてで、当時完全に学校の授業でつまずいている状態でした。入塾当初は、勉強をする意識が全く持てておらず、塾の宿題もして来ないのが普通でした。それが、彼にとっての常識だったのです。
私と彼とで、まずはその意識改革からスタートです。彼に取り組ませたのは、少しばかりの努力を惜しまず当然のようにさせて、わかる感覚を実感させてやることでした。最初は一筋縄では行きませんでしたが、そうすることが当たり前になってくると、半年目に合計200点を達成。やればできる子というのは、それこそ解き方を指導するだけですぐにでも高得点を取りますからラクなのですが、このコの場合は日々の地道な努力(根気)が必要で、これが普通なのです。それからそのほんちょっとの努力を努力を思わなくなった一年目、この期末テストで、初の合計300点越えです。特記すべきは、彼の努力はもちろんのこと、おウチの人の温かい愛情が支えとなったことは、彼のちょっとした言動から伝わってきました。間違いありません。私同様、時に叱ったり、時にほめて励ますことの繰り返し、まさに根比べですね。だから、たかが300点、されど本人はもとより、私やおウチの人の心をも浮足立たせた300点でした。
一年経っても以前と全く変わらないあどけないこのコの笑顔、それでもその努力の陰に成長を垣間見えると、同じ子を持つ親として、ほんわかした気持ちになりました。
人の魅力って、点数だけじゃあ計り知れないって気にさせられますよね。
で、最後に、『出来ないコから出来る子になるコツ・・・』
それは、問題を解くテクニックを教えるよりも、そのコの意識改革にあります。
具体的実践方法は、とにもかくにも『知らないままにしておかない』こと。
例え誰もが解ける問題であっても、そのコのレベルを上回るものであれば、強いる必要など全くありません。コツコツあせらず、目の前の問題をしっかり確実にクリアしていくこと。その感覚を身につけることが重要です。そこには、彼のまわりのものも『知らないままにさせておかせない』努力が求められます。
どこまでこの努力に付き合えるかが、成功の秘訣ですね。
『先生。この問題は、どう解くの?』
この言葉が出てくるようになれば、成績アップは始まっています。