算数の文章題が苦手な根本的理由!(後編)

①6こ減って、30コになりました。いくつありましたか?
答えは、30+6 で36こですが、30ー6 で24コと誤答する子もいます。
間違った理由は、問題に「減る」と書いてあるから、引き算を使ってしまうからです。
②10コずつ5人で分けました。いくつありましたか?
答えは、10×5で50コですが、10÷2で5コと誤答する子もまたいます。
間違った理由は、問題に「分ける」と書いてあるから、割り算にしてしまったんですね。
これって、国語力(読解力)というよりも、ちゃんと考えるクセ付けができているかどうかだけのこと。
このちょっとしたクセ付けがすごく重要で、のちのちの高学年・中学になった時の成績(学力)に大きな影響を及ぼしてしまうのです。
ウチのコはそこまでは・・・なんてというかもしれません。
じゃあ、この文章題を解かせてみてください。
③1mの値段が200円の布があります。では、2mでは?
答えは400円ですが、100円という答えなら全く考えていない証拠ですね。
これは正解して当然だとして、これならどうですか?
④1mの値段が350円の布があります。では、2mでは?
答えは、350×2で、700円。
⑤1mの値段が200円の布があります。では、2.5mでは?
答えは、200×2.5で、500円。
③ならできても、④や⑤の問題はできない子が多数います。
これは、③の問題をちゃんと理解(想像)できていない証拠です。
国語力とか読み解くとか以前の段階での話しです。
小学校のうちから、ちょっとした考える力・想像するクセを養ってやることがほんと大切なのが分かってもらえたでしょうか。
2025年07月22日 11:40