誰でもマネできる賢い子の行動パターンとは?!
では成績が賢い子(できる子)と普通の子とでは、そんなに勉強時間が違うのでしょうか。
比較してみると、同じように塾に行き、賢いからと言って学校の勉強を毎日予習・復習をしているわけでもありませんから、実際には日々の学習時間の差がさほどないはずです。
でも、成績には明確な差が出て来てます。
なぜでしょうか。
塾での彼らの様子を見ていると、実はそこに、ちょっとした行動パターンの差があります。
塾が午後8時に終了するとします(私のところは個別指導塾です)。
その終了5分前、つまり7時55分の行動です。
普通の子は、あと5分だから、そろそろ先生も宿題を出すだろうしと、自然とペースダウンし、極端に言うともう終わった気でいます。
かたや賢い子は、逆に最後だからとラストスパート(ペースアップ)し、何なら積極的に5分・10分超過し、目の前の課題を区切りよい所まできっちりやり遂げようとします。
このたかだか5分の差が非常に大きく響くのです。
量的には、勉強時間の比較でプラマイわずか10分ですが、週2回通塾で月間だと8回、つまり80分です。
1回90分授業ですので、なんと一か月で約1回分の授業の差になります。
質的には、わずか5分間のことなので、やれることなんてしれていますが、そこにある意識・注力の差が、非常に大きくその後の勉強に作用します。
例えば英語なら、その5分で英単語を2~3個完璧覚えることができます。
そうすれば、次に英文でその単語が出てきても調べる手間が省けますので、そうでない子よりもたくさん問題を解くことになり、おのずと勉強量も増えます。
この些細な心構えの差が、つまりわずか5分の差が、学校の授業や宿題・自宅学習でも積み重なり、大きな成績の差となって現れてきているのです。
これなら、誰だってマネできますよね。
毎日、机に向かってほんの30分でも欠かさず勉強しなさい!なんて言っていませんよ。
学校で塾でおウチでやっている勉強、最後の5分ちょっと頑張ってごらんと言っているだけですから。
それで超過しても、わずか5分。
その心構え・講堂の差が勉強の質・量の2乗(2倍でない)の効果となって、テストの点数に反映されることは分かってもらえたはずですから。
なんなら、いい見本がクラスの隣の席にいるでしょ!
2023年06月05日 13:56