勉強は成績を上げることだけが目的じゃない!
ですから、私(塾長)もその要望に応えるために日々指導に当てっています。
これからの話しは、その大前提があってのものだとお考えてください。
さて、タイトルの『勉強は成績を上げることだけが目的じゃない!』で言いたかったことには、
昔と違って、子供たちを勉強のできる子・出来ない子、する子・しない子と単に2極に分類するのでなく、
もっと別の視点から捉えることが求められてきているように私は感じています。
今の時代、みんなが勉強がしているから、するのが当たり前という理屈は子供たちに通じなくなってきています。
勉強しないと将来生活できないとなんて言っても、今の子供たちに全く響きません。
だから、昔は学校は理屈抜きで行くものでしたが、今は勉強どころか学校に行くこと自体に理由を見出せない子供も増えてきているのが事実です。
コロナ旋風の煽りもあって、学校休校が終了しても、自分のクラスには行かない(行けない)子供の数も増えてきているとも聞きます。
大人(親)が望むほど、子供たちは勉強に対して義務感や危機感を感じてくれなくなってきてます。
そう言った第3極に、『勉強して成績あげなさい』と言っても通用しないのです。
ですから私は、私の塾に入ってきてくれる子供たちで、勉強の得意じゃない子には、最初から『勉強しないとどうなるこうなる』みたいなことは言わないようにしています。
むしろ『無理やり勉強しなくていいよ』というスタンスで向き合うようにしています。
勉強は成績を上げるためにするんじゃない。
知らないことを知る、分からないことが分かるようになる、そしてそこにほんの少しの喜びを自分の心が感じること。
それが本来の勉強であって、学ぶことの源泉です。
塾に来れば、来た時よりも少しだけ賢くなったと感じ、帰ってもらうようにしています。
そう言った子には、塾はできるだけ休まず来るように仕向けています。
おウチで成績でなんと言われようが、塾の宿題忘れようが、とにかくおいでと。
休まず続けること、少しだけでも勉強で気を紛らわせ賢くなれること、それがわずかながらでも自信となって積もっていきます。
現に、学校を休んでも塾には来たなんて子もいて、それがここではビックリすることではありません。
実は、これらはなんも特殊なことではなく、むしろ当たり前すぎて軽視されていることでもあり、でも誰にも当てはまる勉強するということの根幹なのだと考えます。
その隠れた地面の上に、成績を上げるという使命を育てられるのなら、本望ではないしょうか。
2022年01月15日 01:03