『励まし』の秘訣(後編) [和歌山市の個別指導イースクール]
◎『励まし方』の秘訣
子供の成績が悪い。いくら言っても勉強しない・・・。
親もストレス、子供もストレス。
ついついイライラにまかせて、親は子供を叱り飛ばしてしまいます。
でも、たまに説教の仕方を変えてみるのも効果的、というお話しです。
前回はそのひとつ、『良い見通しにつながる具体的な根拠を言葉にして、励まそう』と言いました。
今回は、『落ち込んでいる子供には共感をしてあげる』をおススメします。
子供がポロッと漏らす一言;『テストの成績が悪かった・・』、『受験が近づき、なんだか不安・・』。
この不安を大人(親)が時に共有・共感してあげるだけで、子供のストレスが和らぎます。
と言っても、どう言葉をかけたら、共有・共感を伝えられるか、困ってしまいますよね。
そんなときに役立つのが、[オウム返し]のテクニックです。実にカンタン。
子供が『受験が不安だ』と言えば、『そうか、受験が不安なのか』とその言葉を繰り返してやるだけ。
たったこれだけのことですが、相手への共感が伝わります。
共感を伝えることで、子供の心理を前向きに変えられることが、アメリカの大学での実験でも証明されています。
つまり、共感・共有は、プラス思考への翻訳となるわけです。
子供:『受験が不安なんだよね・・』
親:『そっかあ、不安なのかぁ。でも、油断せずに受験勉強に取り組むことはよいことだよ。ちゃんと見といてやるから』
さらに前回の励ましテクニックをあわせて、良い面を見つけ、言葉を添えてやると・・
子供:『テストの成績が悪かったんだよね』
親:『そっかあ、悪かったのかぁ。でも、それって弱点も見つかったわけだあ。ケアレスミス、多くなかったかぁ?。それに気をつけてまた勉強頑張れば、きっと成績も上がくるよ』
などなど、工夫すれば、悪い中にも良い点が必ず見つかるはず。
子供も中学くらいになると、昔習った勉強も忘れてしまい、なかなか親としてもその手助けは難しいものです。
でも親にしかできないこともあるはず。
それは、子供の気持ちに寄り添ってあげることではないでしょうか。
塾人して勉強を教えることはもちろんのことですが、私も子を持つ同じ親として、我が塾生を見ながら常々、気にかけていることでもあります。