『励まし』の秘訣(前編) [和歌山市の個別指導イースクール]
◎『励まし方』の秘訣
「今回のテストの結果、悪かったね。このままじゃ、高校に行けないよ」
親としては腹立ちもあり、子供を励ます意味を含めて、つい言ってしまがちな一言です。
これって実は、投げやりになって落ち込む子供に対して、言ってはいけない一言なんですよ。
理由は、子供をなおいっそう投げやりにさせ、落胆させてしまうから。
思い当たる節がありませんか?
「次はきっとうまくいくよ」
これの一言だけでは、もちろんNG、効果なし。
根拠のない口先だけの励ましは、単なる気休めにしかなりません。
思ったとおりの点数が取れなかったテストの後は、程度の差こそあれ、子供なりに、『ヤバいなあ』と感じているはずです。
落胆している子供の脳に、悲観的で根拠ない励ましは、火に油を注ぐようなもので、
全くプラス効果は見込めません。
そこで、ネガティブな思考にあるアンバランスの状態から子供を救ってあげるには、
多少楽観的であっても、よい見通しにつながる具体的な根拠を、励ましの言葉に添えてやることです。
例えば、「今回のテストは悪かったけれど、前のテストはよかったんだから、平均すると、まあなんとか合格かな。だから次回は前のイメージで頑張んないとね」
このように子供を良い時の記憶に注目させてあげることで、思考のバランスがぐっと回復して、結果的には、先の悲観的な言葉なんかよりずっと、親の思い(考え)が伝わるはずです。
時には、叱るばかりでなく、根拠ある励ましの言葉をかけてやってくださいね。