お母さんができる“塾”診断 (前編) [和歌山市の個別指導イースクール]
お母さんの悩み
〇子供がクラブ・遊びに夢中で、成績が今いち。
〇塾には行っているのに、成績が今いち。
〇勉強はしているのに、成績が今いち。
勉強はしていないのなら、成績が伸びないのは理解できます。
でも、『勉強をしているのに、成績が伸びない。』
この悩みが、けっこう多いのではないでしょうか?
●診断法~その①【塾の宿題、きっちりできているか?】
お子様の塾の使用テキストを見てあげてください。
コツは、塾に行った日の宿題がきっちりできているか?
未記入が多いと、その塾がお子様に適していない可能性があります。
また解けていない問題が多いときは、次回の塾の後、その箇所を再点検してください。
きっちりフォローできていれば、ひとまずOK。
ただし黒板の板書のように、ただ書き写しているだけのようだと、やはりその塾は合っていない証拠。
●診断法~その②【子供に聞いてあげよう。『塾の先生は質問をしっかり聞いてくれる?』】
塾に行かせているのに、成績が思うように伸びない。そんなとき・・・
子供に聞いてあげてください。『わからないところは、塾できっちり質問できている?』
一斉指導でも個別指導でも、塾先生の解説を聞いていれば、それでいいと思っている子供がいます。
理解は二の次で、わからないところはそのまま、もしくは中途半端な理解のままにしています。
それでは成績が上がるはずがありません。
また子供が質問しない、あるいはできないのは、子供の問題だけではありません。
むしろ、その子の通っている塾側に問題があると考えてください。
先日、私の塾に替わってきた子供が、はっきりと『前の塾は質問できる雰囲気でなかった』と言っていました。
よくよく聞くと、わからないところは質問できるけれども、何回もできない雰囲気なんだと。
その塾の経営方針は、「説明してもわからない生徒は、それでいい」ってことですね。びっくり!
私の塾では、あってはならないことです。ありえない。
生徒からの質問には、納得するまで付き合ってあげるのが塾の役目でしょう。
当たり前です。
指導する側の効率よりも、生徒の理解度を優先させるのは当然でしょう。
それよりもまして私の塾では、先生側から生徒に理解度をはかるような質問するように徹底しています。
そうすることで、生徒の集中度が全く違ってきます。
塾の主役は生徒です。
お子様に今通っている塾がどうなのか、一度聞いてみてあげてください。
案外、こんな落とし穴が見つかるかもしれませんよ。
●通わす塾の診断法~その③【塾の先生の熱意・熱心さを見極める】
塾の求めるものはなんでしょうか?
子供を医者にさせたいので、医大を目指させたい。
東大・京大に行かせたい。
実際にこう思っているお母さんはごくわずかで、もしそうであれば目的ははっきりしているわけですから、子供にそれなりの覚悟・努力を強いて、優等生だけを揃える塾に行かせればいいわけです。
必要でなれば、塾プラス家庭教師という方もおられるでしょう。
でもこのブログをご覧になっているお母さんのほとんどは、そうじゃないように思われます。
私の塾のお母さん方も同じです。
子供に求めるイメージは、こんな感じじゃないでしょうか。
子供の将来の職業なんて、まだ想像できない。
それよりも今、クラブに勉強に精一杯頑張ってほしい。
もし普通科を目指すなら、できればそれなりの進学校にでも行ってほしい。
たとえテストの結果85点でも、テスト勉強を一生懸命頑張っていたならば、労をねぎらい褒めてやり、次もその調子で努力するよう促し、何より子供の努力の笑顔が見たい。
実際の子供への期待とは、こんなところじゃないでしょうか。
そのために、お母さんができること。
『塾に電話して、先生とお話ししてください』
はじめての塾でも、もちろん構いません。
自分の子供を任せるわけですから、お母さんが気になることを相談してもいいと思います。
それに誠意・熱意を持って応えてくれるならば、その塾はサイコーなのじゃないでしょうか。
お店の案内係のような受け応えの上手さでなく、その先生の熱心さや一生懸命が伝わってくれば、 自分の子供を任せてもいいかなと思いませんか。
うまく子供のことを聞き出して、相談に乗ってくれると安心ですよね。
塾で選ぶのでなく、先生で選ぶことが、いちばん良い方法です。
~次回に続く~