成績は友達と比較よりも?![和歌山市の個別指導イースクール]
①友達と比べることで刺激となり、勉強するモチベーションを生み出して、それが互いに切磋琢磨しあう作用となれば、大変すばらしいことです。
②でも逆に、往々にして勉強していなかったことをカモフラージュする理由にもなりえますし、むしろその方が多いかもしれません。
テストの点数が悪かった時、他人の点数と比較する場合ですね。
親にテストの点数を聞かれた時、自分よりも低い点数の友達を引き合いに出して「〇〇ちゃんは、××点だったんだよ」という、自分の点数が悪かった言い訳がそれです。
それに、自分よりも下位と比較し、ホントは勉強しなかったのに、さも勉強しなくてもよかったような錯覚を自分に言い聞かせて正当化する時もです。
自分よりも上の点数の友達がいっぱいいるにも関わらず、それはそれ、都合がいい話しです。
では、①②の決定的な違いは果たして何でしょうか?
そこにあるのは、勉強しているかどうかということだけ。
他人と比較するのは、まずしっかり勉強してからでないと、絶対ただ言い訳になりさがってしまいます。
私の塾でも定期テスト後は、塾生各々のその後の指導に役立てようと、全員のテスト結果を回収するようにしているのですが、その際点数の低かった子は決まって友達の点数を引き合い出そうとします。
そんな時、私はその子に聞くことは、「で、君は勉強したの?」です。
当然、その子のその先の言葉はなくなりますよね。
私は、テストの点数に関して子供と話しするときに心がけていることがあります。
仮に前は平均点よりも低かった子でも、今回平均点を越えると、それ以上に成績の良い子よりも褒めてあげるようにしています。
だって、80点・90点の子と比べると見劣りはしますが、成績の伸び具合でいうと、勉強してよく頑張っているわけですから、十分評価に値するわけですから。
だから、成績を比較するなら、成績が悪い子であれば、前の自分の成績と比較するのがよいでしょう。
成績の悪い子が、他人と比較している時は、決まって前の自分の成績から伸びていません。
たとえ点数が誇れるものでなくても、以前よりも成績が上がるように頑張って、向上しているのであれば胸を張っていい。
だって、頑張った証拠だから。
こと受験・入試に関しては、他人と成績を比較になってしまうのは現実です。
でも、日々の勉強で、現場の私が塾生に言うようにしているのは、「友達の点数よりも、以前の自分のと比べなさい!」ということ。
他人と比較して、励みにするか言い訳にするかは、君次第です。
そう、【なにより比べる前にまず勉強!】です。
2022年09月01日 15:01