勉強早く済ませたいの勘違い![和歌山市の個別指導イースクール]
それは、勉強ができる子であっても、そうでない子であっても同じこと。
でも、いったい全体、どうして成績に大きな差が出てきちゃうんでしょうか?
その原因は、目的(目標)をどこに置いているかにあります。
例えば学校の宿題ならその目的が、成績に関係するから提出だけはしておこうとなります。
つまり内容はどうであっても、とりあえず書けばいいわけです。
そんなの内心(本音)は面倒くさい以外の何ものでもないわけですから、早くテキトーに済ませちゃえば目的達成、任務完了です。
これが、勉強ができない子おおかたの人の発想なのですが、実際には早いどころか、逆に非常に効率が悪い。
塾の宿題をこの発想でしてしまうと、前回習っても忘れかけちゃっているわけですから、覚え直し・間違い直しの二重苦の面倒臭さ、かつと時間も倍です。
(塾によっては、宿題の解説を聞けば、それで済んでしまうかもしれませんが)
その間にも、勉強のできる子はどんどん次の新しいことをし始めています。
で、やっと間違い直しを済ませても、その目的が正しい答えをテキストに書き込むということですから、なんの進歩もありません。
一方、できる子の勉強の目的として、同じ面倒くさいでも、しっかりと書いてあること(先生のいうこと)を理解し、自分でできるようになろうと自然と振舞っています。
勉強できる子ほど、宿題を早く済ませたい、間違い直しなんかで時間を取られたくない、次の定期テストまでは覚えておこう、受験もあるしなんて、先々まで考えています。
ほんの勉強の目的意識の違いだけなのですが、これって非常に大きいですよね。
ちなみに、勉強のできて頭のきれる子の学校の提出物なんか、勉強をできない子と全く同じ、ただ早く済ませればいい、なんなら計算機を使ったり、答えがあれば写しちゃったりもあり。
一方、勉強のできない子のノートほど、ゆっくり丁寧、色ペンで色分けバッチリだったりします。
この要領の良さの大切さを、折に塾生たちに言ったりするのですが、この気付きもまた要領ですので、指導に骨が折れるところですね。
2021年10月11日 16:40