『ものを覚える』記憶の仕組み![和歌山市の個別指導塾イースクール]
ものごとを覚えることを『記憶』と言いますが、
その仕組みについて少し説明・・
『記憶』する仕組みには、2種類あります。
・短い期間しか覚えていない「短期記憶」
・ずっと覚えている<strong>「長期記憶」
短期記憶とは例えば、聞いて覚えた電話番号も、かけてしまうとすぐに忘れてしまうような場合です。
それに対し長期記憶とは、何年も覚えている記憶で、ふつう記憶というとこの場合を指します。
長期記憶にも、3つの種類があります。
ひとつは「体で覚えた記憶」で、一度覚えばまず忘れることはなく、何年かぶりに自転車に乗っても運転できるような場合です。
ふたつ目は「経験として覚えた記憶」で、旅行に行ったことのような、物語のように覚えている記憶のことです。
これは、その経験の印象が強いほど長く記憶に残ります。
3つ目は、「知識として覚えた記憶」で、漢字や地名など、暗記に属するもので、一度覚えても、使わなければ忘れてしまいます。
さて、記憶には、『脳』が深く関わっていますが、記憶の種類によって、関係する脳の場所が違います。
「体で覚えた記憶」は、脳の大脳基底核と小脳が関わり、いつまでも残ります。
「経験として覚えた記憶」と「知識として覚えた記憶」は、脳の海馬というところで整理された後に、大脳皮質と箇所に移されて、記憶として蓄えられます。
つまり、新しい記憶が海馬に、古い記憶が大脳皮質に残るわけです。
アルツハイマー認知症(ぼけ)などは、海馬がうまく働かなくなる症状で、新しい記憶は忘れ、昔のことは覚えていたりするのはこのためです。
では本題⇒ 学習の記憶力を高める方法(覚えておく工夫)とは・・・
上記の流れから言えば医学的に、脳の海馬を働くをよくすること。
実は、海馬は寝ている間に記憶を定着させようとするそうです。
だから、寝る前に学習をして、十分に睡眠を取ることが重要です。
徹夜や一夜漬けは、せっかく記憶してすぐに忘れてしまいますよね。
また、経験としてできるだけ覚える記憶に近い方が効率的です。
声に出したり書くことで、海馬が「これは大事な情報だ」と判断し、記憶が定着しやすくなります。
でも、何よりも記憶力は高める方法は、『努力』につきますがね。
つまらぬオチですみません。