文章問題、考えても解けないのなぜ!?
「時間をかけてもいいから、しっかり考えてごらん」と言っても、全く分からない。
「どこまでなら分かる?」と聞いても、返事がなかなか返ってこない。
で解き方を説明してあげると、理解できたのか次の類題が解けちゃう。
やれやれ!分かってくれたんだなと思いきや、しばらくすると解けなくなっている。
理由は計算ならできるので、類題は数字を入れ換え計算しただけなので、理解には及んでいないからです。
こんなじっくり考えているはずなのに、解けないのはなぜでしょうか?
答えはカンタン!。
実のところ、考えていないからです。
「文章問題は、よく読んで考えるだよ」と言われるので、確かによく読んでいるんです。
でも解けない子の実態は、問題をだた読んでいるだけです。
確かに最初は考えようとしています。
でも、何を考えればいいか曖昧なため、しばらくすると考えている気がするだけで、頭の中は膠着状態になり、何も考えていないと同じ状態になっちゃっているのです。
そんな子に一度問題を伏せて、何が問われていたかを尋ねても応えられなかったり、何が書かれていたかさえ応えられなかったりします。
どうしようもないですよね、これじゃあ。
その子にとっても、「もっとしっかり考えてみなさい」と言われてもって感じです。
では、どうすればいいのか。
それも実はカンタンです。
「じっくり考えなさい」で考えられないわけですから、解き方じゃなく、その前段階の何を考えるべきかを教えてやらないといけません。
それこそ、文章問題に何が出てきたか、問い正してやる必要があります。
ビックリする話し、実際にそれさえ応えられなかったりすることがあるからです。
何を考えるべきか、分からなくなってきちゃっているわけですから。
ひとつひとつ問い正し、解く過程ではなく、考える過程をしっかり踏ませてやる必要があるのです。
じっくり考えるとはどういうことか。
私(塾長)が文章題が苦手に子供に指導する時に、それこそじっくり聞かせて注意していることです。
これでお分かりなとおり、ただ「よく考えるだよ」のひと言じゃあ、文章題は解けるようになりませんよね。
2022年05月17日 14:29