和歌山市の個別指導|面倒くさがりほど、ていねいに?!(後編)
「ていねいに書きなさい」、「途中の式は省略せず、きっちり書こう」など・・・。
ていねいする理由は、ひとつ忘れようにするためです。せっかち子は、間違っているところを指摘して、解説してあげていても、その時は分かってもまた同じミスを繰り返します。理由は、その時は理解できても、また忘れてしまうから。
「せっかちなんでしょ!。面倒くさがりなんでしょ!。じゃぁ、なんで忘れないような勉強の仕方を心がけないの!」
私はこのような塾生には、その子の書いた手元ではなく、顔を見るようにしています。ちゃんと覚えようとしているかを見極めるためです。
ていねいにさせるのは、同じ間違いを繰り返さない、または間違えた内容をしっかりその場で理解し自分のものにするためです。
でも、ていねいすぎる子には、逆のことを指示します。「その式、書く必要ある?」、「その単語、読めるよね。またカタカナいる?」など・・・。
ていねい子は、ていねいに書くことにこだわっていたりします。先に述べたとおり、ていねいの目的は、覚えることですから。だから単語ひとつ書きながら覚えるにしても、「きれいに書く」こと自体にかける時間をもっと見ずに数多く書き、「覚える」ことに時間を費やすよう指導します。
ていねいにするとは、どういうことなのかをしっかり理解できている子は、成績をいいですよね。目の前の問題に取り組みながら、同時にいかに忘れないよう覚えておこうかと無意識にでも意識できているわけです。
どうせ定期テストがある。その先には受験がある。それなら学校の授業であれ、塾の勉強であれ、その場でできるだけ覚えておいた方が絶対トクです。できる子は、このことをよく知っています。覚えておくことを意識して勉強していると、例え忘れても、思い出すのに短時間で済みますね。
だから、ぜひ、面倒くさがり屋さんほど、【忘れないことを目的とする】ていねいすることを実践すること強くお勧めします。だってそれを意識して、勉強に取組むか取り組まないかに、全く時間の差はありません。心がけの差だけです。
さあ、面倒くさがり屋の皆さん!。私は前篇・後編と長々と述べてきましたが、それでも君は今までどおりのやり方を取りますか?。もっとラクしようよ。めんどいのイヤでしょ!
2019年12月18日 17:18