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和歌山市の個別指導|教えるむずかしさ!

中学190721
ひとこと『教える』と言っても、色々解釈があります。
それが説明することを意味するのあれば、教えるプロにとってさほど難しいことではありません。
でも、上手に説明してやることで、全ての子供たちの理解を促すわけでは実際ありません。理解できる子もいれば、できない子もいるわけです。
では、その差は何なんでしょうか?。もちろん学力の差なのでしょうが、じゃあ果たしてその学力の差はどこからくるのでしょうか。
私の塾では、塾生に分からない問題を説明してやっても、彼らは容易に「分かった!」とは言いません。それは、講師の説明力・塾生の学力がともに劣っているわけではありません。それは、塾生が十分理解していないからではなく、「分かった」と容易に言えば、「じゃあ、どうして?」と逆に先生から説明を求められるからです。これだと生徒は先生の説明を聞き流せなくなります。 この微妙な緊張感が、子供たちにしっかり自分で考える習慣を植え付けていくのです。そう、教えるとは、解き方・やり方を教える以上に、自ら考えるということ自体を教えてやることです。だって目的は、自分で解けるようになることですから。
でもそれだと、教える方も簡単にはいきません。その子供ひとりひとりの学力、今していること・考えてることを わかっていないと、自分で考えろなんて言えません。そうでないと、子供が本当に分かってないってこともありますからね。 子供たちの、しかもその時の状況をしっかり把握しておいてやらないと、「自分で考える」を盾にすることはややもすると、ただ放ったらかしになりかねませんから。でも、ただその瞬間その子供が精一杯考えていないことを見抜き、それを指摘されると、子供たちもその先生に一目をおくようになります。結果ぐっと距離感も縮まり、信頼感も生まれ、先生のことを好きになってくれるのか、それともその先生の言うことだから仕方ないかという流れになるのか(笑)、やる気を発揮してくれますよね。
現実は全てがそううまく運ぶわけではありませんが、それでも教える方も教わる方も「やりがい」が出てきます。子供たちから「塾が楽しい」と言われると、それをすごく感じます。だって、遊んでいるわけでなく勉強して楽しいなんて、おかしいですよね。私に向かって「嫌いっ!」っていう子もいますよ。だって宿題をその子の許容能力MAX出すわけですから。私にとっては、褒め言葉にしか聞こえませんけどね。
2019年10月09日 16:14


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