和歌山市の個別指導|これからの世の中、何を学ぶべきか
ICT(情報通信技術)の登場は、私たちが社会で習った『産業革命』に匹敵する時代の変化・変革が実は起ころうとしています。コンピューターの登場で、あらゆる意味で世界が近くになったわけです。スマホひとつで、何でも調べることができ、他国の人ともコミュニケーションがとれるようになりました。じゃあ、これから新しい世の中は、世界をまたぎコンピューター関係の仕事(IT産業)が、ブルーカラーやホワイトカラーの仕事に次いで主流となっていくのか?。
具体的は、コンピュータープログラミングが花形の職業で、英語も話せると有利だから、それらに関わるような勉強を子供のうちからしておくと将来優位となるのだろうか?
いや、実際は、そんな単純なものではありません。現段階の科学技術のレベルで判断すればそうかもしれませんが、子供たちが大人になった時点では時代ももっと先に、それも加速度的に進んでいると予想されます。だって、私たち大人が、スマホという機器がこんなに世間を席巻する時代が来るなんて、誰が想像したでしょうか。
プログラミングも英会話ももちろん、できたに越したことはありません。プログラミングと言えばひと昔前は、コンピューター言語の羅列で、キーボードのキーを叩き、数字や文字を打ち込む作業でした。ですが今では、スクラッチのようなマウス片手に子供でも簡単にできるプログラミングソフトもあり、格段とプログラミング自体が誰でも手が出せる身近な存在にになりました。英会話もそうです。まだまだとんちんかんな翻訳ですが、なんとかスマホでできてしまいますよね。ですので、むしろ英語よりも国語を勉強すべきかもしれません。でないと、スマホの方が賢くなりすぎて、自動翻訳アプリに「あなたの日本語はわかりません」なんて言われるかもしれませんよ(笑)。
じゃあ、なんの勉強が大切なのか?。プログラミングも英語も大切です。でもそれと同じくらい国語、それも数学・理科も社会も同等に大切です。それじゃあ、今までと変わらないじゃないかと言われそうですが、決してそうではありません。
全ての科目の勉強を通じて、ロジカルに(論理的に)物事を考える力【論理的思考力】を養ってください。なぜそうなるかを理詰めで考え、説明できる能力です。論理的思考力という科目はありませんが、全ての勉強に通じる要求され、学ぶべき能力だからです。
コンピューターはプログラミングされたことから超えることはありません。人間だけが持つコンピューターを超える力とは、創造(想像)力です。このひらめきともいうべき力は、論理的思考力の先にあるものです。例えばユーチューバー、これもひとつの人間の想像力が生み出した新しい仕事の形です。バカにはできません。だってその存在価値は今や絶大です。野球が職業になるなんて誰が想像したでしょうか。それと同じです。どちらも人はそこに価値を見出したのです。
これからはますます、好きになり興味を持ったことがたくさん仕事になり、職業にできる時代がやってくるはずです。ICT(情報通信技術)の躍進がそれを可能にしました。なぜなら、今までなら自分のまわりのわずか1%の人しか、あなたのすることに共感してくれなかったのですが、今や国を超え世界の1%もの多くの人々が価値を見い出してくれるからです。これって、革命ですよ。
あなたがやりたくないような仕事は、すべて機械やコンピューターがやってくれるように、間もなくなると思います。ですので、これからの仕事の選び方は、やりたくない仕事から考える消去法でなく、さらに言えば、そもそも職業選びと言った発想自体も捨てましょう。今、あなたがすべきことは、やりたいこと・興味をもったことをとにかくすることです。またそれを仕事にするには、勉強して論理的思考力を養うこと。それが今はまだ形とならない仕事を創造することになるでしょう。今はまだ名前もない仕事です。あなたの好きなことが、そのまま仕事になるのです、きっと近い将来。
2019年07月05日 16:17