和歌山市の個別指導|成績が伸びた理由②
前回に引き続き、この1学期の期末テストで、成績がグッと伸びた塾生の例をほかにもふたりご紹介。
1人目は、定期テストの結果がいつも平均点よりちょい上だった子です。毎回、全塾生の定期テストの解答用紙を回収して間違ったところを個別に調査します。この子の口ぐせは「ちょっとしたミス」。例えば、プラスをマイナスを間違うと言った具合です。でもその度に私(塾長)は「それは、ちょっとしたミスじゃなく、重大にミスだよ」と諭すわけです。「+1000と-1000。千円得すると損するとじゃぁ全然違うだろっ」。私の言わんとすることがようやく分かってきたのでしょう。中間も期末も英数ともに90点以上という成績でした。凡ミスを無くす心がけが出来てくると、より問題への取り組み方が注意深くなってきます。精度を上げる工夫が自然と生まれ、勉強への取り組み方にも緻密さを自分で求めるようになってきました。そのクセ付けがよい結果をもたらしたのです。こういった子は確実に他の教科もおのずと成績が上がっていきますよね。問題の解き方を指導すること以外に、日頃ちょっとしたアドバイスを繰り返すことで、成績がワンステージ上に上がります。
もう一人は、入塾当初、授業時間が終わる頃、いつも少しだけ早く終わろうとしていました。早く済ませようというのでなく、今やっている問題をゆっくりして、次の問題を解くには少し時間が足りないくらいに調整し、終わろうとするわけです。その姿勢を改めさせ、意識の持ち方を真逆に導いてやりました。つまり、終わり時間が来てももうちょっとだけ、もう一問を解こうという具合に。すると先程の子と同じです。目に見えるほどにすごく勉強量を増やしたというわけでもないに、成績は急上昇しました。
この二人に共通して言えることは、ちょっとした心がけの変化を生んでやることで、劇的な成績の変化をもたらすということです。子供たちにそれを気付かせてやることが大切ですよね。
ちなみに彼らくらいになると、授業の終わりに宿題を出すのですが、少なかったりすると待っています。それはまだ他にもあると思っているから。クセってこわいですね。それにおおめに出すと、「え~っ」て文句を言われるわけですが、「じゃぁ、減らそうか」と顔を覗きこむと、「これでいい」と頷きます。別に脅していませんよ。おもいしろいですね。