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【中学生】学年末テストを終えて、そのままにしていませんか?!

中学生231224①
中学生の皆さん、学年末テストを終えて、そのままにしていませんか。
次は進級し、新学期を迎えます。
その前に是非、次年度も良いスタートも切れるために、今一度一年間を振り返っておきましょう!
学年末テスト、間違った問題は再度解けるようにやり直しておこうというのではありません。
もっと次年度に繋がる自分に見合った反省を、学年末テストをもう一度見ながら、しっかりしておくことが大切です。
反省①:間違った問題について
全く分からなかった(解けなった)問題は、反省どころか、ある意味無視していいかもしれません。
それよりも頑張れば解けたのに間違えた問題があるならば、なぜそれを間違えてしまったのか個別にチェックしておきましょう。
それこそが、君の弱点なのですから。
例えば、数学なら単なる計算ミスですか?。英語なら単に過去形にするのを忘れただけですか?
イヤイヤ、そのミスは一度だけじゃなかったはずです。
凡ミスで片づけてしまうと、また繰り返してしまいますよ。
そうならないために、どうすればいいのですか。
気をつける?・・・
そんな反省なら、今まで幾度となく気をつけてきたはずでしょっ!
もっと具体的に、とるべき行動を考え、書き出しておきましょう。
例えば大問(小問)を終了ごとに、プラスマイナス符号が逆になっていないか、また英作文の時制は一致しているかなど、必ずどのタイミングで何を見直すか決めておきましょう。
反省②:何度もテスト勉強をしたのに間違えた問題について
テスト勉強で何度もしたはずなのに、なぜ間違えたのでしょうか?
できていたなら、解けないはずがありません。
何度もしたならば、勉強不足じゃないはずです。
きっとそれは君のやり方に問題があったはず。
なぜ解けなかったのか(書けなかったか)、問題を理解できていないかった理由を徹底追及してください。
あなたの勉強の仕方を、サッカーのゴールキーパーに例えるなら・・・。
もし右か左か、上か下か、どちらにボールが飛んでくるか分かっていれば、受け止めることができていた。
なら、どちらに飛んでくるか全く分からないことを想定して、練習(勉強)をしていなかったんじゃないですか。
あなたの勉強の仕方を、テニスプレーヤーに例えるなら・・・
前か後ろか、右か左か、跳んでくるボールに合わせて、個別に打ち返す練習(勉強)はしていたはずです。
でも、どちらに跳んでくるか先に予告なければ全く足が動かない、そんな実践(テスト)を想定しての練習(勉強)じゃなかったんじゃないですか。
きっとまじめにテスト勉強したはずです。なのに・・・
勉強の仕方として反省すべきは、そう!実践(テスト)を想定できているかです。
その練習問題を解いている時、例題もなく、他の問題をいっしょに出題された時、対処(解ける)できるかどうかにも焦点を当てて、勉強できていますか!。
教えてもらう分には理解できている、何か見ながらなら分かるで済ます勉強の仕方になっていませんか。
自分で、他の問題といっしょになっても、何も見ずに書ける(解ける)、それを見据えた勉強法になっていたか
学年末テストで間違った問題を今一度、見直しておきましょう。
反省③:不得意科目について
それは本当に不得意なのですか。
知らず知らず得意科目の勉強を優先させていませんか。
理科は苦手・社会は苦手、だからテスト発表よりも前(2週間前)から、勉強していたというかもしれません。
でも点数が悪いのなら、なぜにそれよりも以前に勉強をし始めなかったのでしょうか。
人によって勉強の仕方・暗記の仕方は違います。
教科書をまずしっかり見る人、ノートを優先させる人、問題集を活用する人、まちまちです。
正解はありません。
正解があるとすれば、今の(悪い)点数に納得することなく、どうすれば点数を上げれるか、そのためにどんな勉強をどのタイミングからすべきかを今のうちに決めておきましょう。
それをぜひ次回実践してください。
そして、高校入試は5教科ですから、新学期から不得意科目を無くすような勉強スタイルを意識してください。
自分で勉強の仕方を創意工夫するのです。
要領の良い勉強の仕方を自分なりに模索するのです。
それこそが勉強!
100%力を出すため、真面目に勉強に取り組むとはこういうことなのです。
新学期も頑張ってくださいね。
2024年03月18日 14:56

算数(数学)の楽しさ![和歌山の個別指導イースクール]

中学生231221③
算数(数学)が計算はできるから、賢いのではありません。
これは以前よりもまして言えることです。
だって計算は、計算機(コンピュータ)を任せていいわけですから。
(塾で子供たちが計算機を使うわけではないですよ)
算数(数学)とは、計算することを求められているわけはなく、問題を解くことを求めれているです。
感覚でいうと数字を使ったクイズと言え、解く醍醐味、解けた時の爽快感があって、それこそが算数(数学)の楽しさなのです。
だから計算自体は、道具であり手段であって、(計算機を使ってでも)まあできて当然、大したことではありません。
でもこのことを忘れ、計算重視になってしまうと、全く算数(数学)は楽しくなくなって、苦痛でしかなくなってしまうわけです。
念を押すと、算数(数学)はクイズ番組といっしょで本来、名探偵コナン的なワクワク楽しいものなのです。
では、いつ頃どうのようにして、算数の面白味がなくなり、ストレスとしか感じなくなってしまうと思いますか。
それは小学校高学年ごろで、問題を解く楽しさを伝えなくなる時でもあります。
つまり考える時間を与えない(もらえない)。
時間を取りよく考えさせるよりも、最初から解き方を教えて、問題をいくつもこなした方が身につくという方法です。
これは確かに効率のよいやり方かもしれません、特に中学受験をするともなれば。
でも私(塾長)にはこれだと確実に、子供たちに算数をストレスとしか感じなくさせてしまっているようにしか思えないのです。
なぜならこのやり方だと、クイズを出しながら、すぐに答えを教えてしまうわけですから、算数(数学)のダイナミズムなんてあったもんじゃありませんよ。
例えば、文章問題でも図形やグラフを使った問題でも、解説と称して直ぐにそれを解くための計算式をタネ明かししてしまうような教え方。
そして「あとの計算は自分でしてね」、できれば「よくできたね」と。
算数本来の魅力ゼロ、どこに楽しさを見つけれるでしょうか。
こんなこを経験させられ続けるとどうなるかと言えば・・・
小学生から中学生に上がる時期に、新たに塾を探して、私の塾に体験学習に来てくれた子の一例です。
問題:2人で分けると20個になりました。さて、いくつありましたか?(※ホントの数字はもっと複雑です)
正解:20×2で 40個
でもその子は、20÷2で10個と間違えて、理由を聞くと「問題に【分ける】と書いてあるから割り算を使った」というのです。
形式的に解こうとするこのやり方、単なる勘違いだったかもしれませんが、その子に聞くとやっぱりもう算数は楽しくなくなってしまっているそうです。
算数が苦手になって、私の塾を訪ねてくれるお子さんを見ていると、よく似たことが少なからず見られます。
ですので私が日頃から大切にしていることは、子供たちに問題を解かせるときは、できるだけその子なりによく思考させるようにて、極力最後まで答えを言ってしまわないようにしています。
算数の楽しさ、あなたのお子様は味わえていますか。
教える側として、本当に大切にしないといけないところですよね。
2024年03月01日 14:03

苦手な科目の乗り越え方?!

中学231221②
もうすぐに大切な学年末テストですね。
それに向けての、みなさんへのアドバイス~
苦手(科目)になっちゃってからの勉強法のお話しです。
苦手になりたくてなったわけではありません。
いきなりではなく、少しずつ少しずつ分からなくなって、気が付けば苦手科目になっちゃってたんだから、
正直「もっと勉強して、よい点数を取りなさい!」と言われても・・・って感じじゃないですか。
でも、そんなことはありません。
あきらめることは全くない!
苦手は苦手なりに、勉強法があるんです。
まず最初から苦手科目を克服しようと思うから、ますますその科目から手が遠のくのです。
例えば、定期(中間・期末)テストの勉強をするとき、得意科目から勉強し始めませんか?ですよね。
得意科目だと、スラスラ勉強もはかどり、気分もいいです。
でも、同じように不得意科目をやろうとすると、分からなくって、どうしても手が止まってきます。
結果、時間ばかりがすぎて、思うように進まずにタイムアップ、定期テストも中途半端かそれ以下に終わってしまいます。
だから発想を変えてみましょう!
苦手は苦手、いきなり得意科目にすることなんか不可能ですよね。
ならば、『最初から平均点をめざせ!』作戦。
そもそも得意科目は良い点数が取れるのはなぜですか?
その理由は、テンポよく勉強し問題も解きながら、その量を多くこなせるからです。
解けると気分もいいですよね。
だから、このやり方だけマネすればいいのです!
『ズバリ!テンポ重視!』
苦手の科目の問題集をやっていても分からない、先に進まないからイヤになる。
それなら、思い切って飛ばしちゃいましょう。
鼻から『目指せ!平均点』ですから、理解は半分で結構。
あくまで『テンポ重視!』
例えば、テキストで暗記や問題をしているとします。
そのページを完璧にしてしまおうとしてはいけません。
先に進まなくてイヤになってます。
半分暗記できればOK、半分解ければOkです。
それで、次のページに進みましょう。
じゃあ、できていないやつは放置すればいいわけ?となるかもませんが、そうではありません。
それらは後回しです。
だから、できていないものにはチェック(印)を必ずつけておくのがポイントです。
あとはテスト範囲を最後のページまでしたら、おさらいで次に70%理解を目指しましょう。
あくまでテンポ重視ですよ。
それが反復して80%、90%理解を目指します。
そうすることで、量をこなせるので、自然と平均点を取れるようになるはずです。
だって繰り返しますが、得意科目はテスト勉強で問題をたくさんを解くから点数も取れるのですから。
もうおわかりでしょう。
苦手科目の最大の敵は、苦手意識です!
2024年01月31日 14:04

算数が苦手になる原因! [和歌山の個別指導イースクール]

中学231221①
算数が苦手になってくるのは、計算が苦手だからだけではありません。
計算はできていても、高学年になるに連れて、算数が苦手になってくる子どもは、たくさんいます。
それは、なぜでしょうか?
四則(加減乗除)の計算は、それは小数であっても、分数であっても、繰り返し演習することで自然と身についてくるのものです。
だから算数が苦手になってくるのは、それ以外にも隠れた(判断しずらい)原因があるのです。
小学校のテストレベルでいうと、せめて70点取っていないと、中学校にもなれば確実に数学で苦戦するでしょう。
小学算数50点くらいなら、半分はできているという感覚ではなく、ほぼほぼ中学数学ではが分からなくなってしまいます。
ですので、小学生ので70点以下はかなり要注意ですね。
さて、計算自体は、大工さんに例えるなら、家を建てるときの道具(のこぎり・金づち・カンナ・ミノ)に相当します。
のこぎりなら木を切り、金づちなら木をつなぎ、カンナなら木を削り、ミノなら木に穴をあける。
でも、それぞれの使い方をいくら知っていても、その用途(使い道)を知らなければ家を建てることはできません。
道具の用途、つまりどういった時に使用するのか目的をしっかり分かっていないと全く使いこなせず、家の柱すら立たられません。
目薬は腹痛には効かないのです。
実は算数でも同じことが言えます。
小学生低学年で、足し算・引き算・かけ算・割り算の計算(筆算)の仕方をすらすら機械的にできるようになるまで、繰り返し演習します。
でもどれだけの子供が、その用途までしっかりで意識しているでしょうか?
全く意識していない子は、『250円のケーキが3つでいくらになるか?』という問題で、式を『250+3』とするかもしれません。
これを聞いて大げさだと思うかもしれせんが、なら正しくは『250×3』で答えは『750』で、でも『750円』なく『750個』と書いてしまう子もいるのです。
円でなく、個と答えてしまった子は、かけ算の勉強だからかけ算をしてるだけであって、計算の結果何を求めようとしているのか、四則の使い道(用途)までしっかり理解できていないと言えます。
そこでお子様が四則の使い方をどこまで意識しているか、カンタンなチェック方法があります。
問題:『100円をふたりで分けると、いくらももらえますか?』
答えはもちろん50円ですが、理由も聞いてあげてください。
『50+50 だから』と理由なら、『答えが50なのだから、そうなる式を50を使わずに答えてごらん』と問い直してください。
すると予想以上に『100÷2』と答えられなかったりします。
そうなると、『3個で750円のケーキ、ひとつではいくらですか』と問われた場合、解く式が分からないから答えられません。
それでも、『750÷3』の筆算ならできるんですよ。
このように計算(四則)はできていても、用途(使用目的)をしっかり分かっていないと、厳密に言えば、それを使いこなそうとする意識がないと、小学3年生くらいからつまづき始めるわけです。
算数は、計算できるから賢いのではなく、計算を使って何かできるから価値があることをしり、それを追求させてあげないといけないのです。
実に、先に述べた算数が苦手になる隠れた原因がここにあって、しっかり見てやらないとどれだけ彼らが理解できているか判断しずらい面でもあります。
子供たちには日頃の学習の中で、ただ計算するというのでなく、常に『【分かる】(インプット)から【できる】、そして【使える】(アウトプット)ようになる段階』を自身に意識させてやる取組みが必要となってきます。
これについて算数の難易度の話しではありませんので、小学1年生であろうが6年生であろうが関係ありません。
算数に求めらえることは、計算能力にも増して、その使い道(考える力)です。
それが養われない限りは、算数(数学)は苦手になるばかりです。
2024年01月23日 12:14

小学算数《文章問題解けない》の始まり! 2/2

小学231224②
【前回の続き】
前回【ちがい】(加減)についてお話ししましたが、同じく《かけ算》もまた小学2年生にとって重要です。
懐かしい《九九の暗唱》ですね。
でもそれ以上に大切なこと、しっかり認識しておくべきことが実はあります。
そこで・・・
例題:りんご3個お皿にのっています。では5皿だと、全部でりんごはいくつになりますか?
もちろん答えは《かけ算》、3×5で15個です。
(余談:文章の内容を意識しないと、全部と書いてあるから、3+5=8個と答えてしまう子もいます)
九九を学んでいるところだと、ほぼほぼみんなさっと九九で三五15と正解です。
しかしこれをカンタンだと軽視し侮っていると、小学3年になってからの《割り算》の文章問題でつまずいちゃいます。
九九はできて当然、では【なぜ、この例題でかけ算を使うのでしょうか?】
文章題の苦手な子は、「かけ算を習っているから」と応えます。
それでは九九ができるからといって、《かけ算》をちゃんと理解できているとは到底言えませんよね。
ほんとに重要なのは、なぜ《かけ算》なのか、それを知らないと《かけ算》を使いこなせるわけがありません。
私(塾長)の塾では、かけ算を初めて学習するときは、「同じ数を何度も足すの面倒だから、かけ算を使うんだ」ということを徹底して意識させるようにしています。
実はこの意識付けことこそが、九九をすらすら暗唱できるかどうかと同じくらい、いやそれ以上に大切だと思っています。
りんごが2皿なら、3個と3個で、つまり3+3で6個でも全く構いません。別に3×2を使わなくてもいいわけです。
3個と3個と3個と3個と3個。3個を5回も足すが面倒だから、『3個が5皿分で』3×5、三五15個なのです。
さらにもっと掘り下げて、『3個が5皿分』のことを『3の5倍』というんだよとしっかり教え込むようにしています。
文章(問題)をよく意識・理解し、かけ算の理屈をちゃんと知った上で、『3の5倍』⇒『3×5』であって、同じ答えであっても『5×3』では意味が違うことを認知できるのです。
これらを着実に学習できていると、3年生で《割り算》を初めて学習した時でも、しっかりと積み上がり、文章題もこなせるようになるのです。
そこで・・・
例題1:20個の5倍すると?。答えは当然、20×5で100です。
例題2:では5倍すると20になる数は?。答えは、20÷5で4です。だって、20個を等しく5等分するから《割り算》なわけですから。
でも、2年生でちゃんと《かけ算の仕組み》を理解できていないと、20×5と間違ってしまうのです。
間違った子供に理由を聞くと、「5倍と書いてあるから」というわけですね。
かけ算やら割り算やら。
《文章の中身の意識》と《乗除の仕組み》、2重の意味でもうごっちゃになり、文章問題が分からなくなっています。
前回より、文章題が苦手になるかどうかは、2年生から始まっていると言いました。
が実は各学年で、新出の単元ごとに、計算方法と並行して、学ぶべき思考の仕方というものが毎回あります。
まず文章の中身を意識し、そして思考の仕方を意識できているかが、文章題の理解へと繋がってくるのです。
新しいことを学ぶ時には、なぜその四則(加減乗除)の計算式になるのかを知ろうとする行為こそが、文章題を解く第一歩。
小学低学年のうちから、基礎となる四則の意味をしっかり理解しておくことが最も大切なことと言えるでしょう。
計算の繰り返し演習だけでは、文章題が苦手になってしまうのも頷けてもらえたのではないでしょうか。
2024年01月07日 18:16

小学算数《文章問題解けない》の始まり! 1/2

小学231224①
計算はできるのに、算数の文章問題が苦手だという子がいます。
それはいつごろから始まっているかというと、小学2年生の頃からだと思います。
「でも、その頃は算数テストの点数は取れていたよ」というかもしれません。
具体的な始まりは、【ちがい】の学習を始めた時です。
例題:女の子が18人います。男の子は女の子より3人少ないそうです。
   では男の子の人数は、何人でしょうか?
もちろん答えは、18-3で、15人ですね。
でも実は、ここが別れ道。
なぜ、そんな式になるのでしょうか?
ここがすごく肝心で、むしろこの理由こそがしっかり納得いくまで頭に擦り込むように学んでおくべき所です。
計算の仕方うんぬんよりも、問題の文章内容を頭の中でしっかり消化し、数字に落とし込むと作業の大切さ、
解けるかどうかよりもその思考作業が文章を読みながら自然とまず行えるように習慣づけることの重要さとも言えましょう。

理由はもちろん男の子の方が3人少ないからですが、文章問題が苦手になる子はこの段階で、その理由と考えることの大切さ、2重の意味でしっかり教えてもらえていません。
だから苦手な子にその引き算になる理由を聞くと、「少ない」と書いているからとか、まだマシなのでは「ちがいを求めるから」とか、最悪では「引き算の勉強しているから」とか平気で答えます。
彼らにしてみれば、そう教えてもらっているからであって、至って真面目な答えです。
でも、初めての形で思考することを求めらえる文章問題ですので、どの答えも不十分、結果としてその先の突っ込んだところまで教えてもらい切れていないのです。
ですので、初歩の【ちがい】の学習をしているこの段階では、概ねみんな引き算を使いますから、正解になってしまいますが、
実は一人ひとりの理解度という観点から見れば、まちまちであって差が生じ、苦手のスタートが潜在しているのです。
私(塾長)がこのような文章題を指導する時には、子供ひとりひとりに、下記のようにくどいくらい何回も問い正すようにしています。
問(私):どちらが少ないの? ・・・答え(子供):男の子。
問(私):じゃあ、どちらか多いの?・・・答え(子供):女の子。
私はこの際に、その子供を見ながら、ちゃんと頭の中で様子を想像(思考する作業が)できているか、うかがうようにしています。
(思考する作業 ⇒文章問題の様子を思い浮かべ、絵や図に落とし替え、理解納得する作業)
ここをしっかり指導してあげておくことで、下記のような問題でも間違わなくなってきます。
例題:女の子が18人います。女の子は男の子より3人少ないそうです。
   では男の子は、何人いるでしょうか?
答えは、同じ【ちがい】の問題であっても、18+3で、21人。
「少ない」と書いてあっても、中身は女の子の方が3人多く、足し算になることもから。
ひっかけ問題でもなんでもありません。
【ちがいの問題】=【引き算の問題】という認識させることがそもそもの間違いであって、頭でちょっと想像してみればなんなく解ける問題です。
なんてことはない思考する作業を当然のようにすることこそがが重要となってくるのです。
答えが正解かどうか(計算ができるかどうか)よりも、このなかなか見えてこない「子供が中身をしっかり意識できているかどうか」を計ってやることこそ、その先にある文章問題が苦手になるかどうか別れ道となるんですね。
これは小学2年生が始まりと言いましたが、どの学年であっても言えることです。
~《次回に続く》~
2023年12月29日 19:51

社会や理科でラクして暗記する方法!

中学生23924②
理科・社会、暗記科目で点数を取る為にはどうすればいいのか。
覚えているかどうかを試されて科目ですので、もちろん覚えればいいわけですね。
でも、それが出来ないから困っている。
では、どうすれば暗記できるのでしょうか?
私(塾長)はよく塾生たちに言うのですが、中間や期末テストの1週間前(テスト発表)から勉強し始めても間に合わないと。
せめてテストの2週間前の週末に、社会や理科の暗記をひと通りしてしまうのがベスト。
完璧でなくても構いません。
余裕のある2週間前にある程度しておくと、後々の他の科目と兼ね合わせての勉強にも余裕を生まれきます。
よくイヤな暗記科目は後回しになってしまいませんか。
「うわあ、こんなにたくさんのページを暗記しないといけないなんて」と、ますます心に重くのしかかってしまい、最後には中途半端のまま試験というパターンです。
それを回避するためにも、テスト2週間前からのテスト勉強(暗記)スタートがいいのです。
で、ここからが実は本題。
理科・社会の暗記についてもっと、掘り下げてみましょう。
なぜ暗記がイヤなのですか。
よくよく考えてみてください。
全く知らないことをゼロから暗記なけれればいけないから、面倒になり、やる気も出ないのではないですか。
そこを解消してあげれば、もっと自分ひとりでも取っつき易くなるはずです。
そうするための一番よい方法とはズバリ!、『学校の授業が大切にすること』です。
今の社会・理科の授業、ただなんとなく先生が黒板に書いたことをノートに板書するだけで終わっていませんか?
それが非常にもったいないのです。
実は、理科・社会の得意な子とそうでない子の差は、学校の授業の取組み方の違いに非常に大きい要因が隠されています。
結局は暗記科目、覚えるだけのことですから、同じ授業を勉強出来る子はただ板書するだけでなく、暗記することに注力しているのです。
この同じ授業時間でも、その活用しかたによって、結果は全く違ってきます。
授業中に完全暗記なんて、目指す必要は全くありません。
目的は、テスト2週間前のテスト勉強(暗記)スタートの時に全くゼロからではなくするために、ある程度ポイントを授業中に把握、覚えておくことにあります。
これを意識して授業に臨むことで、先生が「ここがポイントだよ」と言うところをマーカーしたり工夫も生まれ、眠い授業も早く感じるようになるはずです。
授業の取組み方、つまり意識の置き所をちょっと変えるだけで結果は激変、良いことずくめ!。
それにこれは、学校の授業中の話しですから、追加で勉強時間を増やす必要もありません。
次回テストのポイントや流れを授業中に理解・暗記しておくことで、一番乗らない自宅での暗記の取り掛かり(やり始め)を気分的にも断然ラクにさせることが、真のポイント!。
どうせしないといけないテスト勉強、それなら少しでもラクしたいでしょ。
理科・社会の得意な子は、暗記をラクしたいからこそ、これを言われるまでもなく当たり前にやっているのです。
ここまで言って、マネしないなんてありえませんよね。
さあ!明日から学校の授業、ボケ~とただ板書するのでなく、少しでも暗記を意識することで、テスト勉強を楽チンしてみませんか。
2023年12月07日 10:28

高校受験/志望校合格へ今が最後のチャンス!

中学生23924①
もうすぐに12月。
一般に(公立)高校受験は来年3月ですので、それまでに残された日数は約100日といったところでしょうが、
実は志望校に合格するかどうかは、ほぼほぼもう確定しています。
皆さん、学校の実力テストなり、模試なりで出てくる今の成績を見てください。
もしそれが志望高校の合格ラインにあれば、このまま突っ走っちゃってください。
目指す志望校へのライバルと比較しても、今までの勉強のやり方・時間は間違っていなかったわけです。
(公立)高校受験の場合、偏差値上位校を除いて、無理してチャレンジして受験したりはしません。
浪人もしませんから受験チャンスは一度きり、確実に合格する高校をみんな受験します。
だから、だいたい倍率は高くても1.1倍くらい、つまり落ちる人数は多くても10名程度です。
これは裏を返せば、受験する段階で、ほぼほぼ皆合格ということを意味します。
で問題になるのが今12月この時点、模試などの結果などで、志望校合格率が半々50%という子たちです。
この中の数人だけが不合格となり、または一度きりの高校入試落ちるわけにはいきませんから第一志望校を泣く泣く変更します。
ですのでそれがイヤの子なら、何かを我慢して今よりも勉強時間を増やし、きっと一生懸命頑張るでしょう。
ところがさらに問題なのが、現時点で[合格まであと少し]なんて評価が出ている子たちの方です。
この評価どおり、あと少し頑張れば合格できると楽観視していませんか?
それは、かなり甘い判断です。
ですから今でも[合格まであと少し]の評価が出ているのです。
これはつまり不合格ということです。
合格水準(50%)にいる子たちよりも、たまたま学力が足りていなかったのではなく、地道な努力である勉強時間が足りていなかったのです。
きっとなんとなくスマホを触り、遊ぶ時間が長すぎたりしてるはずです。
もし今から志望校に合格したいなら、合格水準にある子に追いついて、さらにその子たちを追い越すしかありません。
そのためには、スマホ時間などを減らすことで何かを我慢し、勉強時間を増やし、それでも追いつくのみですので、
ならスマホを止めてしまい、全ての時間を勉強に注ぎこまないと間に合いません。
さきほど受験まであと約100日と言いましたが、実際にはみなさん志望校は遅くとも来年1月下旬の成績を持ってほぼ確定、その段階で無難な選択をします。
厳しい言い方ですがもう一度繰り返します。
客観的に見て、今現時点で[志望校合格まであと少し]という評価の子は、志望校にほぼほぼ合格できません。
でもそれを覆す方法はただ一つだけあります。
今日からスマホには一切触れないこと!
勉強あるのみ。
あと3ヶ月我慢すれば、高校生活の3年間を志望校で過ごせるのですよ。
さあ、今が最後の覚悟の決め時です!
2023年11月30日 14:47

効率よく成績を上げる方法!

中学生230806①
この回は、成績を上げる為に直結する方法についてです。
テストの点数を上げる為に塾に通ったり、誰しもが自分なりに一生懸命勉強しているはずです。
でも現実は程度の差はあれ同じように勉強しているはずなのに、テストの点数に差が出てきます。
なぜでしょうか?
それはそもそもの勉強の取組み方の差がそうさせているからです。
一生懸命さが足りない、とか精神的なことではありません。
また、勉強のコツ(例:暗記の時には書いて覚えた方がよい)が分かっていない、とかテクニックの話しでもありません。
言いたいのはもっとそれ以前の、取り組む課題を目の前にしての『まずどうすべきか』思考の在り方の大切さを理解し、
それとともすれば当たり前すぎるゆえに軽視して、実際に実践できていないことが根源のあるというです。

ですので、科目を限定したりしない、実践することで絶対に成績を上げる方法です。
何を実践すべきか、それを端的に言えば、
【今何を意識して、目の前の課題に取り組むべきなのか】をちゃんと認識した上で実際に取り組むことが、最も効果的だと自分で分かっておくこと。
勉強が苦手な子・成績がなかなか伸びない子はこれを実践していないし、それ故に科目ごと・単元ごとの勉強(のコツ)を習ってもなかなか身につきません。
今一度、考えてみてください。
【お子様は本当に『今何にしようとしているか』意識して、目の前の課題(問題)に取り組めていますか?】
小学生のお子様の場合、例えば・・・
小数の足し算で、3.5+2を筆算でする場合、答えはもちろん5.5ですが、位を揃えないで計算して3.7と間違ったりしていませんか。
学習して直ぐなら、みんなうっかりミスに気づくでしょうが、しばらく経つとその間違った理由に気づけない子がいます。
それは最初、小数の筆算を学習したときに、機械的に位を揃えて筆算することは教わっているのですが、そうしないと結果が数字として全くおかしいものになることを全然意識できていなかったからです。
指導者はちゃんと筆算の仕方を教えていますし、子どもも言われるままに学習していたはずなのに。
ここにできる子と出来ない子の差があるのです。
ちょっとした意識の差ですよ。
でもこれがすごく重要なことなのです。
漢字の暗記でも同じです。
漢字書き取りノート、覚えることを意識して書いていますか?
ただ写しているだけになっていませんか?
覚えることよりも、きれいに書くことを優先させていませんか?
普通、先生がチェックするのは漢字ノートをやっているかどうかの結果です。
きれいに書けていれば、なおさら褒めてくれます。
でも目的は覚えることです。
漢字の得意な子、できる子は、同じ書き取りをしていても、『一か月先、一年先、ずっと覚えておくことを意識して覚えようと手を動かしています』
本当にそこまで、できていますか!
先生・保護者の方は、この当たり前なことを、漢字ノートをする前に、子供達に言ってあげていますか。

課題に対する意識の欠落こそが、成績を延ばせる子とそうでない子の大きな違いです。
このような小さな積み重ねが先々で大きな違いとなって現れてくるのです。
ですので、『勉強の仕方』を教えるとは、同時にまた『意識の仕方』も注意してやらないといけません。
大人の世界でも同じですよね。
仕事であって料理もあって、意識次第で、段取りも違ってくるし、結果や出来は全く違ってきます。
ただ言われるままじゃあ、その場が出来ても、しばらくすれば忘れしまう。
大人になっても要領が悪い・要を得ていない人は、元を正せば、この小学生の勉強の仕方や姿勢から始まっているだと思います。
だから成績を上げるには、[今なぜそうしているのか]という意識をいつも持っていることが、なによりも重要なことだと私が考えています。
ですので、私(塾長)は、塾生を横して指導する時、勉強の内容や仕方(コツ)と合わせて、必ず意識のしどころを添えて言ってあげるようにしています。
これは学力や年齢に関係なく、小学生の低学年であろうが中3の受験生であろうが同じことです。
でも見ていると、低年齢の方が、私のいうこの『意識のしどころ』を一度言えば意識せずとも、すっと理解して自分のモノにしますよね。
逆に年齢が上がればあ上がるほど、意識しないとなかなかできません。
それは、学年が上がり中学生にもなると、習慣付けの問題もありますが、問題(内容)自体が難しくなってくるので解く作業(手順)にどうしても注力してしまいがちになるからなようです。
小学生の低年齢ほど、問題(内容)と同じくらい、私のいう「今このことに気をつけるんだよ」ということに意識して意識せず実践してくれていますよね。
このようにどの年齢にしても成績を効率よく伸ばすために不可欠なのは、
やっている問題(中身)以上に、「今、何をしようとして、どうすることに最も意識すればいいのか」を言い添え、子供の心の片隅に常に常駐させておいてやることです。

これを学力や問題の難易度・科目にも関係なく、それこそ部活であっても、人に言われるのでなく自分で自然と意識できるようになれば、今の成績はカンタンにかつ確実に上がってくること間違いなし!
2023年11月13日 14:34

『塾には無理しておいでっ!』2/2

中学生230609②
で、ここからが実は本題です。
先に言ったとおり生徒の数だけやること・やれることは十人十色、さらに実際には気持ちの面でも千差万別、学校が楽しいかどうかで大きく勉強への意欲・取組み方が違ってきます。
学校とザックリ言いましたが、部活であったり友達であったり、子どもたちの主な生活の場(学校での時間)での彼らなり思春期の人間関係のことです。
大人からみれば、もう忘れてしまった取るに足りないことであっても、彼らにとっては重要案件であったりします。
それらが大きく影響し、親の思い(期待)とは裏腹に、学校に行きたくない、さらに塾にも行きたくないという子がいます。
「ウチの子はそんなことはない」と思わないでください。
表面的には現れていなくとも、一度は必ず学校や塾に行きたくないと思ったことがあるはずです。
皆さんもきっとありますよね、『今日は学校や塾に行きたくないな』と思った経験が。
子供自身にも制御できない気持ちには各々でその程度の差があるだけで、ひょっとしたら今日は学校に行けていても、翌日から急に無理になることだってありえるのです。
ですので、私は教室運営で重視していることは、《勉強する環境》は言うまでもありませんが、同じくらい《塾での居心地》も大切にしています。
やるぞ!という活気の中にも、おウチのように気負いなく気楽に入られるような雰囲気。
誰にとっても家族がいる家は、安らげるの砦(とりで)ですから。
大方の子供には学校も塾も行けて、普通であり当然のことに感じでいます。
でも中には、学校にはあまり行けていなくて、塾には行けている子。
今日学校は休んだけれど、塾には来た子。
学校も塾も休みがちな子。
どうしても学校にもいけない子もいます。
でも私は塾に来てくれた子には、「学校は休んだとしても、塾にはおいでね」と声をかけるようにしています。
子供により、塾は勉強する場だけではないんですから。
現に朝起きて、学校になかなか行けなかったりする子もいます。
お母さんとしたら、もちろん我が子には学校に行ってほしいですが、昔と違って無理強いさせるようなことはありません。
『行きなさい!』ではなく、『なんで行けないの?』と。
でも私なら、お母さんがホントは言いたいことを言える立ち場であったりします。
誤解を恐れず言いますが、私は保護者以下・他人以上に立場にあると思っているので、無責任にも『学校には休まず行きなよ』と言えるのです。
だって学校にも塾にも行かず、自分の部屋でケイタイ三昧では、将来が心配です。
大人になれば、ほぼほぼ会社(勤め)に出るわけですから、「朝起きて、行く気分じゃない!」じゃあ、稼げません。
将来生活していくためには、多少なり身体的にも精神的にも無理する必要はあるのですから。
それを今から学校にも塾にも、『まあ、行かなくてもいいか』なんて困ります。
ですので私の立ち位置として、『学校には休まずに無理してでも行くんだよ。もちろん塾にも頑張っておいで!』と言い切っています。
もう一度言いますが、塾は実のところ勉強だけではありません。
今学校に塾にちゃんと普通に行けている子も含めての話しです。

子供達が塾に行く前「ああ、今日はなんだか塾に行くのがイヤだなあ」と思っていても、
終わって帰り道「今日塾に行けた、行ったんだ!」と晴れ晴れした気持ちになれることが、大したことでなくとも大切なことだと私は思います。
そんな取るに足りない毎回の塾での達成感が将来、見えない形で活きてくるんだと考えています。
ですので今時でありませんが、浮かない顔をして塾にく来る子には、私はあえて言うのです。
「塾には無理しておいで!。仕方なく先生(私)の顔を見るだけでもいいから」と。
そんな子でも、帰り際に私が「さよなら、〇●ちゃん(くん)」と声かえると、「さよなら、先生!」と元気な返事を返してくれるんですよ。
2023年11月02日 10:17


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